第1話 「もう一人の自分」
黄雨萱(ホァン・ユーシュエン)は、アプリ開発の企業で働くキャリアウーマン。雨萱には大切な恋人 王詮勝(ワン・チュエンション)がいたが、2年前の飛行機事故で行方不明になっていた。立ち寄った霊媒師に、雨萱はキーワードを告げられる。
第2話 「募る想い 届かないあなた」
恋人の事故から2年が過ぎたが、今も引きずっている雨萱(ユーシュエン)を励まそうと、友人たちが誕生パーティを催す。送り主不明のケーキが届き、雨萱は誕生日を毎年祝ってくれた詮勝(チュエンション)を思い出す。当時、3つの目の願いを口に出さない理由を話していた。
第3話 「あなたの出現が私の人生を埋めていく」
陳韻如(チェン・ユンルー)を探すために、カフェのオーナーを訪ねる雨萱(ユーシュエン)。しかし1999年に韻如は亡くなっていた。詮勝(チュエンション)が亡くなってから2年が経過し、両親の希望で告別式が執り行われることに・・・
第4話 「もうひとつの世界」
詮勝(チュエンション)の告別式の帰り、バスの車中で眠ってしまった雨萱(ユーシュエン)。目を覚ますと、そこは病室のベッドの上だった。心配そうに覗き込む男性は、詮勝そっくりの子維(ズーウェイ)という男子高校生だった。
第5話 「あなたを失い 時は止まったまま」
韻如(ユンルー)となった雨萱(ユーシュエン)は、自らの記憶を辿るも、傷害事件の記憶と混乱してしまう。内気な韻如に心を寄せていた子維(ズーウェイ)の親友 俊傑(ジュンジエ)は、韻如が再び事件に巻き込まれないようにと犯人を探し始める。
第6話 「あなたと別れるために」
2年もの間、送り続けていた詮勝(チュエンション)宛てのメッセージが、突然既読になった。届くはずのないメッセージが何故?不思議に思い、居ても立っても居られない雨萱(ユーシュエン)は、詮勝の携帯の持ち主を探し始める。
第7話 「反抗期かな?」
韻如(ユンルー)の事件現場に補聴器が落ちていたため、俊傑(ジュンジエ)は重要参考人として警察の取り調べを受けることに。雨萱(ユーシュエン)は、自分に起きていることを叔父に打ち明けるが、信じてもらえない。
第8話 「どうすれば また会えるの?」
「韻如(ユンルー)の人生を壊すな」と叔父に諭され、女子高校生として生きていく決心をした雨萱(ユーシュエン)。結果、雨萱が演じる韻如はクラスの人気者に。韻如の死を食い止めるために、過去を変えようと雨萱は試みる。心配する子維(ズーウェイ)は…。
第9話 「精いっぱいの優しさで あなたを想う」
女子高校生となった雨萱(ユーシュエン)の試験はひどい成績だった為、優秀な俊傑(ジュンジエ)に補習をお願いすることに。また、弟が同級生にいじめられていることを知った雨萱は、人肌脱ぐことを決心し、子維(ズーウェイ)と俊傑に相談する。
第10話 「昔の君が恋しい」
子維(ズーウェイ)は、明るくなった韻如(ユンルー)が好きだと俊傑(ジュンジエ)に打ち明けるが、伝えていなかったカナダへの移住話を巡って関係がギクシャクしてしまう。雨萱(ユーシュエン)は、二人を仲直りさせようとするが…。
第11話 「過去の欠片に身を沈める」
告白した子維(ズーウェイ)は、未来のことを雨萱(ユーシュエン)に質問攻めする。翌日、同級生が殺される事件が高校で発生。真相を探るため、3人は子維の家に集まり、犯人の動機と韻如との因果関係を語り始める。
第12話 「あの話は本当だった」
事故にあった子維(ズーウェイ)が目覚めると、自分が変わってしまったことに気づく。そして、思い出の場所を訪ねるために台南へ向かう子維は、偶然にも、韻如(ユンルー)のバイト先だった32レコードで、韻如の叔父と出会う。
第13話 「好きな気持ちは時を超えて」
詮勝(チュエンション)は、雨萱(ユーシュエン)が通う大学に一年後輩として通い始め、うれしくてしょうがない。早速、キャンパス内で雨萱を探し出し、初対面の場を迎えることができたが、なんと雨萱にはボーイフレンドがいた。
第14話 「私の夢に迷い込んだあなた」
2008年、俊傑(ジュンジエ)は台南刑務所から出所した。彼を出迎えていたのは、子維(ズーウェイ)だった。久しぶりに再会した二人だったが、俊傑は、何故か韻如(ユンルー)が死んだ真相を子維に語ろうとしない。
第15話 「いつもそばにいてくれたあなた」
杖をつきながら子維(ズーウェイ)は、ついに雨萱(ユーシュエン)の前に姿を現わす。今まで起きたこと、そしてこれから起きることを雨萱に語り始める子維。時空を超えて再会した二人は、お互いの愛を確かめ合う。
第16話 「私が欲しいのよね?」
韻如(ユンルー)の叔父と一緒に、今までに起きたことを雨萱(ユーシュエン)と子維(ズーウェイ)は話し合う。そして、韻如の死には、子維と同じクラスだった謝宗儒(シエ・ゾンルー)が関係していた。雨萱はかかりつけのセラピストにその真相を問いただすが…。
第17話 「無念の青春」
病室のベッドで目覚めた雨萱(ユーシュエン)。雨萱のセラピストであった謝芝斉(シエ・ジーチー)は、雨萱の部屋から韻如(ユンルー)の日記とウォークマンを持ち去っていた。芝斉を追いかけた子維(ズーウェイ)は…。
第18話 「今の私を愛してくれる?」
壊されたウォークマンを手にした雨萱(ユーシュエン)は、再び過去に戻り、高校生の子維(ズーウェイ)に再会しようとする。丁度、同級生の殺人事件が起きた時だった。韻如(ユンルー)のことを心配する子維は、送り迎えを始めるのだが、以前とは何かが変わっていた。
第19話 「私の思いをかなえて」
子維(ズーウェイ)は、雨萱(ユーシュエン)らしさが無くなった韻如(ユンルー)に違和感を覚え始める。そのことを俊傑(ジュンジエ)に伝え、徐々に韻如を避け始める。暗い性格に戻り、一人ぼっちとなっていく韻如のもとに、同級生の謝宗儒(シエ・ゾンルー)が近づく。
第20話 「時の欠片をつなぎ合わせて」
目を覚ました雨萱(ユーシュエン)は、韻如(ユンルー)の死の真相を知る。それは雨萱が引き起こしてしまったものだった。韻如を大切に思う俊傑(ジュンジエ)は、必死に彼女を引き止めようとするのだが…。
第21話 「あなたに会いたい」
壊れたウォークマンを修理し、テープだけは使えるようにした雨萱(ユーシュエン)。懐かしむように「Last Dance」を、カーオーディオで聴いて目を閉じた雨萱は、再び韻如(ユンルー)の体に戻っていた。そして、雨萱は…。