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ひさりん |
2006/01/26 15:00:55 |
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ゆきっちさん みなさん こんにちは
今 Ⅲが読み終わりました。 なかなか 旦那がいると読めなくて 今になってしまいました。
途中泣けましたね~ ハラハラもしました。もう引っ張るのが上手!!
その後は 見てないのに 見たような気になっています ゆきっちさん ありがと 今後の 類編・・・目が離せませんね 楽しみにしているひとりです。 がんばってくださいね。 |
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misa |
2006/01/26 23:10:13 |
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ゆきっちさん やっと流星3読破しました いっきに読みたかったんですが 毎日のお楽しみに少しずっとってました! 流星2のあまりのあっさりした終わりに もやもやしてた気持ちがすっきりしました ありがとうございます |
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misa |
2006/01/26 23:11:52 |
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これからは 類編楽しみにしてます がんばってください |
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ゆきっち |
2006/01/27 09:37:52 |
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~ひさりんさん 流星3、読みづらくありません? 書き込みの量が多すぎたら、言ってくださいね。 私もだんな様がいると、妄想小説の執筆活動ができませんから、いないときにせっせと書いております。 なので、夜と土日は、更新もPCもお休みなんですよね。 お互い、苦労しますが頑張りましょう! |
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ゆきっち |
2006/01/27 09:39:46 |
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~misaさん いらっしゃいませ~。めくるめく妄想の世界へようこそ。 こちらでもよろしくお願いします。 『流星雨 花沢類篇』もヨロシクね。 |
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ゆきっち |
2006/01/27 09:45:19 |
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皆さん、おはようございます。 巷のF4迷の方々には、香港コンサの荒らしがふいておりますが、ここではのんびり、妄想にふけってくださいね。
それでは早速。。。
勝手に妄想小説 『 流星雨 花沢類篇 』No.7
★ ゲンキノモト?
次の日、類が屋上に行くと、テツと慎吾、そして泰子が待っていた。 慎吾「おはよう、お兄ちゃん。」慎吾が少し青い顔で言った。 類「オハヨウ。シンゴ。オハヨウゴザイマス。ヤスコサン。」 泰子「おはようございます。」 テツ「おはよう。類。今日はちょっとあったかくて気持ちいいぞ。」明るい声でテツが言った。 泰子「慎吾、顔色が悪いのにどうしても行くって聞かないので、私もついてきちゃいました。」そう言って泰子は笑った。 慎吾「ただ、お兄ちゃんに会いたかっただけだろ。」 泰子「慎吾! ほんとすいません。」 泰子はよくしゃべりよく笑う子だった。くるくるかわる表情を見ていると類の方まで自然と笑顔になった。人を元気にさせる、そんな子だった。 類「ヤスコサンハアカルイヒトデスネ。キミニヨクニタオンナノコヲシッテイマス。ゲンキノモト?ミタイナオンナノコ・・・」 テツ「その子のこと好きなんだろ!」 類はどうしてそんなことを言ってしまったのか分からなかった。 泰子の明るい表情につくしのことを思い出していたのだろうか、泰子の中につくしをみていたのだろうか・・・ 慎吾「姉ちゃん、また顔が赤いぞ。」 泰子がばつの悪そうな顔をしていると、屋上のドアが開き、一人の看護士の姿が見えた。 看護士「慎吾君、点滴の時間よ。病室に戻って。」その看護士は表情のない顔で言った。 泰子「すみません。うっかりしてました。」泰子が慌てて言った。 看護士「気をつけてください。時間はちゃんと守っていただかないと困ります。」 その看護士は類たちに軽く会釈をして戻っていった。 チラッとみたその顔、類はどこかで会ったような気がした。おおかた病院の中ですれ違ったことがあるのだろうと類はさほど気にとめなかった。 泰子「私、あの看護士さん、ちょっと苦手なんです。さあ、慎吾、戻りましょ。顔色も良くないし。それに野 |
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ゆきっち |
2006/01/27 09:47:10 |
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切れちゃいました。続きです。
泰子「私、あの看護士さん、ちょっと苦手なんです。さあ、慎吾、戻りましょ。顔色も良くないし。それに野川さんにまた怒られるわよ。」 慎吾「・・・」 テツ「またいつでも会えるだろ、慎吾。そうだ、わしが病室まで送ってってやろう。」 慎吾「・・・」 類「アトデボクノビョウシツニアソビニクルカイ?」 慎吾「うん。」元気にうなづくと慎吾は泰子とテツとともに戻っていった。 類「あ!」類が急に大声で言った。 - しまった。慎吾に病室の番号を言うのを忘れてしまった。後で僕の方から小児科の方に行ってみよう。 - 類が病室に戻ろうとした時、携帯電話がなった。 類「もしもし・・・」 総二郎「類、生きてるか?」 類「ああ、何かようか?」 総二郎「何か用かはないだろ。人が心配してやってるのに。」 類「牧野にみんなに心配するなって言っといってって頼んだんだけど。」 総二郎「おまえな。まあ元気そうなんで許してやるよ。」 類「みんなは元気してるか?」 総二郎「元気といえば元気だけど・・・」 類「はっきりしないな。どうしたんだ?」 総二郎「ミミが日本に留学するから、それ追っかけて和也も日本に留学するって。女にもてない奴はこれだからかなわないよ。成金野郎、すっかり焦っちまって。また牧野がおせっかいやいてるよ。」 類「あの性格直さなきゃ身がもたないな。」 総二郎「ああ。」総二郎が心配しているのが電話を通して類に伝わってきた。 類「総二郎、牧野と司のこと、頼んだよ。」今の類にはそう言うしかなかった。 総二郎「了解。また、電話する。おまえもたまには電話かけてこよ。」 類「分かったよ。じゃ。」類は電話を切った。
つづく |
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ゆきっち |
2006/01/27 09:52:21 |
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今日も『流星3』ドッドーンと更新しますよ。 皆様、心の準備はよろしいでしょうか?
それでは早速、勝手に妄想『流星花園3』はじまりはじまり~
★★ まだ見ぬ父 ★★
そのころ、奥の厨房では、和也とミミが手伝いにきていた 和也「え~!!おばさんとおじさん、今いないの?」 つくし「和也くんに言ってなかったけ?」 和也「ぼく、聞いてないよ。じゃ、あの家につくしちゃん、一人なの?」 つくし「・・・、一人じゃないけど・・・」 和也「一人じゃない?」 ミミ「青池先輩、牧野先輩は英徳学園にこの人ありといわれたF4のリーダー道明寺司さまといっしょにお住まいなのです。」 和也「え~~~!!」今にも倒れそうなほど和也の顔がみるみる青くなった。 和也「今でも遅くないよ。つくしちゃん、僕のうちにおいでよ。部屋はたくさんあるから。」 ミミ「青池先輩、邪魔しちゃだめですよ。牧野先輩と道明寺先輩はラブラブなんですから!!」ミミが自分のことのように胸をはっていった。 つくし「ラブラブって・・・ そうそう今朝、ママから手紙がきてたんだけど、笑っちゃうのよ。」 話題を変えるようにつくしが言った。 つくし「今、二人で豪華客船に乗って働いてるんだけど、パパったらあいかわらず船酔いで仕事にならないんだって。頼りないったらありゃしない。ママに怒られてるパパが目に浮かぶわ。」つくしは思い出し笑いをした。 急にミミの表情がくもった。 つくし「どうしたの、ミミ?気分でも悪くなった?」 ミミ「牧野先輩は幸せですね。」 つくし「うん。貧乏だけどね。」 ミミ「うらやましいです。私は、まだ一度もお父さんに会ったことが無いんです。」そう言ってミミは涙を流した。 いつも明るいミミのそんな姿を見て、つくしはショックだった つくし「よし分かった!!」 和也「つくしちゃん、どうしたの急に?」 つくし「ミミ、お父さん、探そう。会いたいなら会えば良いじゃない。うじうじ考えててもしかたない。行こう!」 和也「行こうって、どこに?」 つくし「分からないけど、とにかく行こう!!」 つくしは、和也とミミをつれて厨房から出た。 つくし「 |
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ゆきっち |
2006/01/27 09:53:07 |
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つくし「道明寺、店、お願いね。」 司「お願いって?どうしたんだ?」 つくし「帰って説明する。ミミ、和也くん、行くよ。」 三人は店を後にした。 司「あのバカ、またなにかはじめやがった・・・何かはじめたら回りが見えなくなるからな、危なっかしい・・・」 類「何でも一生懸命だから牧野は、でもそこがかわいいんだろ、司?」 司の顔がみるみる赤くなった。 司「お・おまえ、俺に恨みでもあるのか?」 類「いろいろとね。」類はにっこり笑った、つられて司も笑った。
★★ 出生の秘密 ★★
司とつくしが平和な生活をおくっているころ、道明寺家では・・・. 西田「奥様、牧野様が例の件をいろいろ調べておいでです。」 楓「また、道明寺家にたてつく気のようね。至急、牧野つくしに連絡をとって。」
つくしに頼まれ、司は買い出しに出かけた。 司が出ていくのを見届けてから、楓は店に入ってきた。 つくし「道明寺に聞かれたくない話ってなんですか?」 楓「あなたミミとかいうお友達のお父さんを探しているそうね。」 つくし「どうしてそれを?」 楓「今度は何が目的なの?」 つくし「どういう意味ですか?」 楓「知らない振りをするのはよしてちょうだい。今度はミミって子を使って、道明寺家をのっとるつもり!」 つくし「何のことだか・・・」 楓「ミミはうちの主人の子供よ。司の異母兄弟よ。」 つくし「!」 楓「何を驚いた振りをして。知らぬ振りがお上手ね。ミミって子を排除するのは簡単なことよ。でも、あなたの顔をたてて、誠意のある対応をしましょう。ただし、条件があるわ。」 つくし「条件?」 楓「司の前から、消えてちょうだい。そうすればミミには手出ししないわ。」 つくし「・・・」 楓「よく考えることね。それと司には言わないで。心の優しいあの子を傷つけないで。分かったわね。」 楓はそう言って出ていった。 司は店に戻る途中で、楓の車を見かけた。 司「今、ばばーきてなかったか?」 つくし「き、きてないよ」。 司「うそつくな。そんなに俺ってたよりないか?」 つくし「なんでもないよ。」
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ゆきっち |
2006/01/27 09:53:42 |
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動揺するのを隠そうとつくしは司に背を向けた。 そんなつくしを司は後ろから抱きしめた。 司「何でも話してくれ。昔みたいに突っ走る俺じゃない。分かるだろ?もう、お前を見失いたくないんだ・・・」 つくし「道明寺・・・」 司「いったい何があった?」 つくしが話し始めようとしたその時、つくしの携帯にメールが届いた。 『牧野先輩、ごめんなさい。これ以上ご迷惑を掛けることはできません。さようなら・・・ ミミ』 それは、楓とつくしの話をきいてしまったミミからのメールだった。 つくし「ミミがいなくなった・・・」 司「ミミって、和也の彼女のか、それがどうした?」 つくし「・・・」 司「ばばーの話と関係あるのか?」 つくし「実は、ミミはあんたの異母兄弟なの・・・」 司「おやじに女がいるのは知ってたけど、まさか子供まで作ってたとはな。」 つくし「驚かないの?」 司「おまえといると驚くことばかりだからな。それより、早く探さねーと。」 そこに和也からつくしに電話がかかってきた。 和也「つくしちゃん、ミミから変なメールが、さよならって・・・」 つくし「落ち着いて、ミミがいなくなったの、すぐ店にきて!」 今度は、司の携帯がなった。 司「もしもし・・・シンか?懐かしいな。元気か?」 シン「星、確か英徳だったよな。」 司「ああ」 シン「ここに英徳のミミってこがいるんだけど、知らないか?」 司「ミミが・・・どうしてそこに?」 シン「急に車の前に飛び出してきたんだ。けがは無かったけど、何を聞いても、しゃべらないんだ。学生証に名前が書いてあったから何か知らないかと思って・・・」 司「そうか、ありがとう。知り合いなんだ、すぐ行くから待っててくれ。」 駆けつけた和也と共にミミのところへ急いだ。
★★ 和也の決意 ★★
和也「どうしよう、つくしちゃん。ミミになんて言ったらいいんだろう。」 つくし「和也くん、ミミを守ってあげるって約束したんでしょ。」 和也「そうだけど・・・」 司「しっかりしろ、和也。ミミのことが好きなんだろ。今、言わなきゃいけないことがあるんだ。次は無いか |
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ゆきっち |
2006/01/27 09:54:20 |
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司「しっかりしろ、和也。ミミのことが好きなんだろ。今、言わなきゃいけないことがあるんだ。次は無いかもしれないんだぞ・・・ 好きなら手を離すな。」 つくし「道明寺・・・ 」 和也「わ・わかった。」 車を降りる和也に司は言った。 司「おれの妹を頼むぞ。」 つくし「道明寺、かっこいい!」 司「俺みたいな、サイズ、センスのいい男は心がやさしいんだ。惚れ直したか?」 つくし「ばか!!」
和也「ミミ、帰ろう。」 ミミ「青池先輩!私、帰れません。私がお父さんに逢いたいって言ったために、牧野先輩に迷惑が・・・」 和也「僕が守る!」 ミミ「青池先輩・・」 和也「僕が守るって言っただろ。心配ないよ。たぶん・・・」 司が車の中から叫んだ。 司「成金野郎、しっかりしろ!言わなきゃ分からないこともあるんだぞ!」 和也「ミミ、好きだ!!どんなことをしても君を守るから帰ろう!」 ミミ「青池先輩・・・」
司とつくしは、車から降りるとミミに優しく語りかけた。 つくし「ミミ、ごめんね。巻き込んじゃって・・・」 ミミ「牧野先輩は悪くないです。私がいけないんです。」 つくし「ミミ、逃げてばかりじゃ何も解決しないよ。いっしょに頑張ろう。」 司「おふくろが悪いんだ。ミミは何も悪くないのに。俺も成金野郎もついてるから帰ろうぜ。」 ミミ「はい・・・ありがとうございます。」ミミは涙ぐみながら言った。
司「みんな元気だったか?いろいろ迷惑掛けてすまないな。」司は店長たちに近づき言った。 シン「星、おまえもいろいろ大変みたいだな、相変わらず。あれがおまえのいとしの君か?」 司「・・・」司は何も答えなかったが、顔は真っ赤に染まっていた。 イーリン「いい子そうだね、だいじにしなさいよ。」 司「ああ。どんなことがあってもあいつを守ってく。そう決めたんだ。」 店長「がんばれよ~。」 司「ありがとう、じゃー、みんな元気でな。」そう言って、司は三人に別れを告げた。
★★ つくし VS 楓 ★★
司、つくし、ミミ、和也は、そのまま道明寺家に向かった。 楓「牧野さん、あれほど司には |
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ゆきっち |
2006/01/27 09:55:34 |
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楓「牧野さん、あれほど司には言うなといったのに、これだから生まれの悪い人はこまるわ。」 司「お母様!」 つくし「道明寺、いいの。ミミのことでお話が・・・」 楓「話など無いわ。認知なんてしませんから!でも、それじゃ納得いかないでしょ。ミミさんっていったかしら?おいくら欲しいの?どうせお金めあてなんでしょ?」 司「また金か。金、金って、なんでも金で解決しようとする・・・」 ミミ「お金なんていりません。認知もしてもらわなくていいです。ただ、父親がだれだか知りたかっただけですから。これ以上、牧野先輩を困らせないでください。お願いします。」 楓「そう。それならそれで結構よ。西田、お客様がお帰りよ。」 つくし「待ってください。」 つくしは階段を上がろうとする楓の腕を握った。 楓「まだ、何か!」 つくし「一度でいいんです。ミミをお父さんに会わせてください。」 ミミ「牧野先輩、もういいんです。」 楓「本人がいいって言ってるのよ。話はもうすんだわね。」 楓はそう言い放つと階段を上がり始めた。その手を再びつくしがつかんだ。 つくし「待ってください。」 楓「あー!!」 つくしが手をとった瞬間、楓は足を踏み外した。 楓「あ・足が・・・」 西田「至急、救急車を!」 執事「は、はい!」 楓は足首の剥離骨折と診断され、三週間の入院を余儀なくされた。
司とつくしの家にて つくし「道明寺、起きてよ!」 司「まだ、眠い。今、何時だ。」 つくし「五時。先店行ってるから、後から来てね。」 司「なんだよ。いつもより一時間も早いじゃないかよ。」 つくし「病院行かなきゃいけないでしょ。お昼からは和也くんとミミが手伝いにきてくれるから、それまで一人で頑張って。」 司「なんだよ。俺一人でか!ばばーのことなんかほっとけよ。」 つくし「そうはいかないよ。けがさせたのは私だもん。じゃ行ってくるから、戸締りお願いね。」
楓は入院していても仕事のことが頭から離れなかった。 楓「西田、例のホテルの買収の件は、進んでるの?」 西田「はい、奥様。すべて順調です。」 西田は不適な笑みを浮かべながら言 |
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ゆきっち |
2006/01/27 09:56:33 |
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西田は不適な笑みを浮かべながら言った。しかし、書類を読んでいた楓は気づかなかった。 楓「そう、なにかあったらすぐに連絡してちょうだい。」 西田「はい、では失礼します。」 西だが出ていってすぐつくしが病室に入ってきた。 つくし「おはようございます!」 楓「どうゆうつもり!牧野さん!あなたの顔を見たら気分が悪くなるは帰ってちょうだい!」 つくし「そんなわけにはいきません。けがさせたのは私です。なんと言われようとも毎日きますからね。覚悟してくださいね。おば様。」 楓「あなたにおば様といわれる覚えはないわ。」 つくし「ではなんとお呼びすればいいですか?道明寺婦人?奥様?楓様?」 楓「・・・」 つくし「そんなのなんでもいいですね。何か食べたいものありますか?病院の食事はおいしくないでしょ?」 楓「あなたに頼む必要はないわ。帰ってちょうだい。」 つくし「病室の前にいますから、用があったら呼んでください。」 つくしは病室を出ると大きなため息をついた、強がっていても女帝とやりあうのはずいぶんと緊張した。 この調子で一週間が過ぎようとしていた・・・
つくしは家に帰ると倒れるようにソファーに座った。 司「大丈夫か?」 つくし「大丈夫よ。心配しないで。」 司「牧野、おまえ最近笑ってないぞ。」 つくし「そんなことないよ。」そう言ってつくしは、作り笑いを浮かべた。 司「なんだそのブスな顔(笑)でも、そこがかわいいんだけどな!」 つくし「ばか・・・」 司「俺が笑わせてやろうか・・・」 つくし「な・なにするき・・・」 司は満面の笑みを浮かべてつくしに近づいてきた。 逃げようとするのつくしを捕まえて、こちょこちょとちょ・・・ つくし「や・や・やめて、道明寺やめてお願いだから。」 司「やめてやるから、おやすみのキスしよ。」 つくし「分かった、分かったからやめて。」 司「本当だな。」 つくしは司のホホにキスをすると、おやすみと言って部屋を出た。 司のやさしさがうれしいつくしであった。
次の朝、寝ぼけ眼の司につくしは話しかけた。 つくし「おはよう、道明寺。今日は病 |
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ゆきっち |
2006/01/27 09:58:51 |
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つくし「おはよう、道明寺。今日は病院行かないから。」 司「どうして?」 つくし「今日は、あんたのそばにいる・・・」小さな声で言った。 司「なんだよ、聞こえないぞ。」司はニコニコしながら言った。 司「かわいいやつ。」そう言って司はつくしを抱きしめた ラブラブの二人をよそに病院では大変なことがおこっていた。
つづく
ドッドーンと更新しすぎましたか? 明日から土日に入りますので、更新はお休みさせていただきます。 それでは、また来週~ |
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Rabbit |
2006/01/27 10:55:28 |
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ゆきっち!! おはよう~!! 「花沢類編」って謎の女性は、もしかして看護士さんなのかしら??それとも泰子に気持ちが????それはないかな???? どうなるか楽しみだわ(^^)/ やはり看護士が気になるわ!!! |
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あい |
2006/01/27 11:17:44 |
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おはよ^^ございます。 どどんとこう新、大丈夫でしたよ 毎日ちょとずつだったら,読めそうだわ~ どっちも先がきになる~ |
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teramama |
2006/01/27 15:56:58 |
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もう、読んでてジェリーとつくし(道明寺はジェリー、つくしはあくまでもつくしな我です)の顔が思い浮かびます。 ジェリー迷のため、どうもやっぱりⅢにのめり込みます。
ゆきっちさん、なんかもうプロの域に達してきましたね。 もしかしてプロ!と思っている我です。 |
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のりこ |
2006/01/27 18:06:40 |
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ゆきっちさーん Ⅲ楽しく読んでまーす。(っていうよりティッシュ片手にですが)ほんとに映像が浮かんできます。土日お休みなんですね。ショボン! 広島には冊子にした物があるとの事ですが、ここしばらくは広島に帰りませんのでここだけが頼りです。
類編もがんばってねー! |
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ちいな |
2006/01/27 21:49:10 |
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(メッセージは削除されました) |
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ちいな |
2006/01/27 21:51:08 |
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ゆきっちさん★
ありがと~。。。ありがとう~。。。ありがと~。。。 花沢類編、かいてくれてありがと~!!! またまたⅢまで・・・ありがと~!!!
流花Ⅰ、ⅡのDVDも何回みてもあきないけど、 Ⅲ&類編を読んでると、初めて流花Ⅰ、Ⅱを見た時の あの時のドキドキ(o'.'o)な感情が再びっ!って感じです。
次の展開を又わくわくドキドキしながら楽しみに待ってます (^_^)ノ”” |
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よっしー |
2006/01/28 01:47:41 |
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ゆきっちーーー!!
おおお~!!たくさん、ありがとうね~☆
来週も加油~~~~~♪ |
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なること |
2006/01/28 18:08:11 |
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ゆっきち~なること来たよ~んっ。 教えて呉て有難う(涙)
そして、初めての皆さん、広島支部のなることですぅ。 貴重な孝天迷です。(爆弾落とした?)
類ってなること想像つかないからこれからどうなるか楽しみぃ☆
って広島支部ぶちおるしぃ。 これからも頑張ってね~。応援してるからね~。 |
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ユウキ |
2006/01/30 00:25:30 |
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こんばんは~お疲れ様でーす! ちょっと来ていないうちにすごい話が進んでるぅぅぅ(汗) しかもⅢまでも!! 追いつくのが大変でしたが、それ以上にこんなに流星の世界に浸れるなんて。。。嬉しくて(笑)
本のⅢは先日やっと読み終えることが出来ました! 笑・涙・笑・涙・・・ 面白かったです&感動しました&こんなお話が書けるゆっきちさんすご~い、尊敬!
つづき楽しみにしてま~す |
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かおるん |
2006/01/30 02:08:46 |
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こんばんは~~ ちょっとサボってたらⅢも更新始まってたんですね! また最初から読めて嬉しい♪ 我も旭迷なんで、読んだ事あっても類編よりⅢのがいいかも~ 司が後ろから抱きしめるなんてシチュエーション、妄想が広がるぅ!! いや、でもちゃんと類編も読みますから~~~笑
類はどうなるんでしょう?期待してます!!! |
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ゆきっち |
2006/01/30 10:25:58 |
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皆さん、おはようございます。 楽しみに読んでくださってうれしゅうござま~す。 これからも妄想の許す限り、頑張ってまいります!
なることさ~ん、ここは広島支部の別宅?ですから。なので、スレにもちゃんと広島弁入れときました。 |
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Rabbit |
2006/01/30 11:07:11 |
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(メッセージは削除されました) |
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ゆきっち |
2006/01/30 11:24:29 |
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お待たせいたしました。2日ぶりの更新であります。 まずは「流星雨」から・・・
それでは早速、
勝手に妄想小説 『 流星雨 花沢類篇 』No.8
★ 手紙
類は担当の看護士に慎吾の病室を調べてもらい、少し時間をおいて、その病室へと行ってみた。 病室のドアが開いていたので、類はそっと中を覗いた。 さっき屋上で会った看護士が慎吾の頭を優しく撫でていた。 先ほどの冷たい印象とは違い、類は少し驚いた。 その看護士が振り向いた。類がいたことに気付いていなかったようでその看護士はハッとした表情を見せた。その顔は無防備で優しいものだった。 類「スイマセン。シンゴクンハ?」 看護士「今、眠っています。」看護士はまた表情を無くした。 類は何だか違和感を感じた。この看護士は何かを隠してるんじゃないだろうか? 類が考え込んでいる間に看護士はさっさと出て行ってしまった。 慎吾が眠っているので小児科のナースセンターに自分の病室番号を告げると、類はその足で売店により、便箋と封筒を買った。
病室に戻ると買ったばかりの便箋でつくしに手紙を書き始めた。 類は総二郎からの電話でつくしのことが心配になったのもあるが、明るい泰子の中につくしを見たよう気がして、妙につくしのことが気になった。 普段ならあまり手紙など書かないのだが、電話する気にもなれず、ペンをとった。
『 牧野、お元気ですか? きっと牧野は僕の怪我のことなど、きれいさっぱり忘れてるだろうね。 総司郎から、和也の留学のことで牧野がまたおせっかいやいてるって聞いた。 君はどうしていろんなことを抱え込むんだろうね。 少しは休憩しないと身がもたないよ。 君が元気を無くすと後ろで心配そうに覗きこんでる奴も元気を無くすから。ほどほどにしろよ。 それと司にラブレターじゃないから心配するなって伝えておいて。 僕がこの手紙を書いたのは、入院している病院に君そっくりな子がいて、妙に懐かしくなってしまったから。ホームシックかな。 怪我が治ったら、しばらくそっちに帰ろうかな。 なんだか支離滅 |
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ゆきっち |
2006/01/30 11:25:51 |
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切れちゃいました。続きです。
なんだか支離滅裂でわけがわからないな。ごめん。 やっぱり手紙は苦手だ。 』
類は手紙を封筒に入れ、そこに懐かしい台北の住所を書き込んだ。 この手紙を読んで、つくしはどう思うだろう? 類はしばらく封筒を眺めると、ベットの脇に置いた。
トントン。 少しウトウトしていた類を現実世界に引き戻した。 トントン。再びドアがノックされた。 類「ドウゾ。」 慎吾「お兄ちゃん、遊びに来たよ。」慎吾と泰子が病室に入ってきた。 二人は豪華な病室を見てびっくりしている様子だった。 類「ヨクキテクレタネ。」 慎吾「お兄ちゃん、すごい部屋にいるね。お金持ちなんだ。」 泰子「こら、慎吾! 失礼なこと言わないの!」 類「・・・ボチボチデンナ・・・」 慎吾「なんだよ。それ。」慎吾と泰子が笑った。 類「・・・?」 慎吾「テツだろ。あのじいちゃんがそんな言葉、お兄ちゃんに教えたんだろ?」 類「マチガッテルカ?」 泰子「言葉はあってるけど、使うところを間違ってるみたい。」 今度は類も笑った。 慎吾「さっきはごめん。僕、点滴の後、寝むちゃったみたいで・・・」 類「ダイジョウブ、ダイジョウブ。」 類は不思議だった。 どちらかといえば、類は人と距離をおいて接してきた。 初対面に近い人たちとこうして冗談を言って笑い合うなんてことは、あまりないことだった。少々居心地が悪かった。 そう思いながらも、類は二人を追い返すことはしなかった。 日本という異国の地がそうさせたのか、つくしに似たこの子がそうさせたのか、類にははっきり分からなかったが、しばらくこの居心地の悪さに身をおいてみるのも悪くないかなと思い始めていた。 しばらくして、泰子が時計をみて叫んだ。 泰子「大変、先生に呼ばれてるんだった。慎吾、戻るわよ。」 慎吾「え~、僕、もう少しここにいる。」 泰子「何いってるの!ご迷惑でしょ!」 類「ボクガアトデオクッテイキマス。」類が言った。 慎吾「ほら、早く行かなきゃ。」みかたを見つけたとばかりに慎吾は泰子を追い払うように言った。 泰子「慎吾ったら |
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ゆきっち |
2006/01/30 11:26:56 |
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またまた切れちゃいました。続きです。
泰子「慎吾ったら・・・じゃあお願いします。野川さんにしかられるから、もう少ししたら戻るのよ。」泰子は慎吾の頭を軽く叩いた。 泰子「これお手紙ですか?良かったら、出しておきましょうか?」 泰子はベットの脇に置かれた手紙に気がついて言った。 類「ハイ。」類は思わず返事をしていた。 泰子「じゃあ、お預かりしますね。慎吾、ご迷惑かけるんじゃないのよ。」 慎吾「は~い。」やけに素直に慎吾が言った。 ちょっとおせっかいなところもつくしに似ているようだった。 泰子が出て行った後、慎吾が話し始めた。 慎吾「野川さんって看護士さん、覚えてる?屋上で会った。」 類「ウン。」 慎吾「姉ちゃん、あの人のこと怖くて冷たいって嫌ってるけど、僕は嫌いじゃないんだ。」 類「・・・」 慎吾「確かにおっかないけど・・・」 類「オッカナイ?」 慎吾「怖いって意味かな? 怖い時もあるけど、僕が苦しくて泣きそうな時、僕の手を何にも言わずにぎゅっと握ってくれるんだ。」 類はさっき慎吾の頭を撫でている看護士のことを思い出した。 慎吾「それにみんなは僕が何をしても怒らない。病気だからって笑って何でも許してくれる。野川さんだけなんだちゃんと怒ってくれるの・・・」 慎吾は小さな声で言った。 彼は小さな体で精一杯強がって大人ぶってはいるけど、中身は子どものままなんだと類は思った。 それと同時に野川という看護士に深い興味を覚えた。
つづく |
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ゆきっち |
2006/01/30 11:36:00 |
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本日もドッドーンと更新いたしますよ。 それでは早速、勝手に妄想『流星花園3』はじまりはじまり~
★★ 西田の裏切り ★★
楓「西田、西田はどうしたの、至急連絡をとりなさい!」 メープルホテルの支配人「朝から連絡をとっているのですが・・・」 楓「どうしてこちらが買収されなければいけないの!」 支配人「そのお話は、すべて秘書の西田様にお任せしてありましたので・・・」 楓「その言葉は聞きあきたは、西田を探しなさい!」 支配人「は・はい。」慌てて出て行く支配人、入れ替わりに誰かが入ってきた、確かめる事無く、楓が言った 楓「牧野さん、今日はあなたの相手をしている暇はないの!」 タマ「奥様、お久しぶりでございます。牧野様ではなくて申し訳ございません。」 楓「タマさん?どうしてあなたがここに?」 タマ「牧野様に頼まれまして。牧野様をお待ちでしたか?」 楓「な・なにをいってるの。どうして私があの小娘を待たなきゃいけないの・・・」 タマ「そうですよね。奥様は牧野様を嫌ってらっしゃるのですから。」 タマは楓の表情が以前とどこか違うのに気づいていた
その日の午後、西田が病室にやってきた。 西田「奥様、私をお探しのようで。」 楓「どういうことなの、ちゃんと報告しなさい。」 西田「買収の件でしょうか?」 楓「そうよ。どうなってるの!」 西田「順調ですよ、すべて。私の思う通りにいっております。」 楓「何を言ってるの?」 西田「ステップアップするには犠牲も必要でしょう。」西田は無表情に言った 楓「西田・・・」 西田「大きくなるためには汚いこともする、そうですよね、奥様。」 楓「だから、あちらにつくというの。」 西田「もうあなたにはうんざりだ。今日でやめさせていただきます。」 楓「く・首よ。早く出て行きなさい。」 西田「寂しいですね。お見舞いなど誰一人こない。言われなくても出て行きますよ。こっちだってあなたの顔など見たくない。」 楓「・・・」 ひとり病室に残された楓は部屋が暗くなるのも気づかず、天井を見つめていた、そのホホには光るものがあった。 その |
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ゆきっち |
2006/01/30 11:37:06 |
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その光景をタマから連絡を受け、かけつけたつくしが見ていた。
つくしは楓に声をかけることができず、病院を後にした。 つくし「ねえ、道明寺、たまにはお母さんのお見舞い行ってあげたら?」 司「いかねえ。」 つくし「ねえ、どうして?」 司「あいつの人を人とも思わねー、態度がいやなんだ。」 つくし「でもお母さんでしょ。」 司「人をビジネスの道具としか見てないのに母親っていえるか?」 つくし「明日だけでもいいから行ってあげて。」 司「どうしたんだ急に?」 つくし「明日、行ってあげてね、約束だよ。」つくしはそう言って、足早に部屋を出て行った。 その夜、つくしはカナダにいる高会長に連絡をとった。
トントン 楓「どうぞ、司 お見舞いにきてくれたの。」 司「牧野がどうしてもって言うから・・・」 楓「そう・・・」 司「いつもの元気はどうしたんですか?」 楓「疲れてるの・・・」 司にはいつも胸をはって人を拒絶していた楓の背中が今日は少し小さく見えるような気がした。 支配人「会長!」支配人が急に入って来た。 楓「どうしたんです、騒々しい。」それはいつもの楓の姿だった。 支配人「買収の件が撤回されました。」 楓「どういうこと?」 支配人「先方が急にこの話から手を引くと・・・」 楓「どういうことなのか調べてちょうだい!」 支配人「かしこまりました。」そう言って支配人は病室から出て行った。 司「何の話だ?買収って?」 楓「道明寺家をでたあなたには関係のないことよ、帰りなさい。」 司「言われなくても、帰るよ!」 司「早く治るといいな・・・」病室を出る時、司は小さな声で言った。
★★ 幸せに忍び寄る影 ★★
次の日、つくしは何事もなかったように病院へと向かった。 つくし「おはようございます。今日はいいお天気ですよ、外に出てみませんか?」 楓「いいかげん、お芝居はやめたら、どんなに取り入ったって、道明寺家にはいれないわ。」 つくし「さあ、行きましょう。」 楓の弱い部分を見てしまったつくしは楓にむかって強く言い返せなくなっていた。
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ゆきっち |
2006/01/30 11:38:03 |
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つくしは楓を車椅子に乗せ、病室を出た、そこに司が立っていた。 つくし「道明寺、どうしたの?」 司「別に・・・」 昨日の楓の様子が気になり、司はやってきたのだった。 三人は、無言のまま外に出た。 暑い日ざしをうけ、三人は目を細めた。 その三人の前に一人の女性が近づいてきた。 女性「道明寺 楓さんですね。」 楓「人に尋ねる前にご自分が名乗ったら?」 女性「ミミにどうしてあんなことを言ったの?」 楓「ミミ?」 女性「あなたにとって私たちは虫けら同然、だから何を言ってもかまわないって言うの!」女性の話し方はどこか異様なものを感じさせた。 女性「許さない、許さない、許さない・・・」そうつぶやきながら女性は楓に近づいてきた。 とっさにつくしは楓の前に飛び出した、その瞬間、つくしの腹部に激しい痛みが・・・ 一歩後ろを歩いていた司は女性がナイフを握り締めていたことに気づかなかった。つくしはその場に崩れるように倒れた。 司「牧野!」刺した女性も倒れるつくしを見て、我にかえり、その場に泣き崩れた。 司「牧野!大丈夫か?誰か医者を呼んでくれ!」 つくしを抱きかかえながら司がどなった。 つくし「お・お母さんは?」 司「しゃべるな!どうしておふくろをかばったんだ・・・」 つくし「どうしてかな・・・あんたの悲しむ顔、見たくないからかな・・ 痛!」 司「もうしゃべるな。」 つくし「道明寺、なんだか私疲れちゃった。眠い・・・」つくしの体から力が抜けた。 司「牧野!牧野!しっかりしろ!」司はつくしを抱きかかえ、病院へと入っていった。
つくしを抱きかかえ、司は病院に入っていった。 司「誰か、早く、牧野を助けてくれ!!」司は泣き叫びながら、助けを求めた。 つくしはストレッチャーに乗せられ、手術室に消えていった。 司は手術室の前のいすに力なく腰掛けた、胸はつくしの血で真っ赤に染まっていた。 そこに車椅子にのった楓があらわれた。 司「牧野になにかあったら、絶対許さねー。俺も生きちゃいない・・・」うつむいたまま、静かに言った。 しかし、ひざに置かれた手はつよく拳が握られていた。 楓「・・・」 司「これ |
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ゆきっち |
2006/01/30 11:38:53 |
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司「これが今までお母様がしてきたつけだ。」 静かだが、力のこもった声に楓はたじろいだ。 楓は今までみたことのない司の姿に恐ろしさを覚えた。 今まではどこにいても何をしても、最後には自分の元に帰ってくると思っていたが、はじめて司との決別を感じた。 楓「司・・・」 司「何も言わないでくれ、何するかわからないから・・・」 楓は何も言わず、その場を後にした。
会議中の西門の携帯が鳴った。 西門「失礼。あー和也か、何だ。え、牧野が!!すぐに行く。」西門は会議室を飛び出した。 ジムにいる美作の携帯も鳴った。 美作「そうじろう、どうしたんだ。え、牧野が!!分かった、俺もすぐに行く。」美作もジムを飛び出した。
手術室からあわただしく看護士が出てきた。 司「牧野は、牧野の様態は!」司は看護士の腕を取り言った。 看護士「出血がひどくて、まだ何とも言えません。」 司「俺の血、全部とってくれ!!俺は死んでもかまわない牧野を助けてくれ・・・ お願いだから・・・」 司は泣きながらひざをついた。 看護士「先生も全力をつくしておられますので、しっかりしてください。」 そう言って、看護士は足早に走っていった。 入れ替わるように、西門・美作・和也・ミミがあらわれた。 美作「司、牧野の様態は?」 司「・・・」 和也「どうして、つくしちゃんが。道明寺、何とか言えよ。」 いきなり司が和也になぐりかかった。 美作「やめろ!!司!!和也をなぐって何になる。」 美作に止められた司は、握り締めた拳を壁にぶつけた。 今まで黙って見ていた西門が、今度はいきなり司をなぐった。 美作「そうじろう!!」 西門「どうして、おまえがついててこんなことになったんだ!!牧野が、牧野がどうして刺されなきゃいけないんだ!!」 美作「そうじろう、やめろ。司が一番つらいんだ。」 西門「牧野を守るんじゃなかったのか・・・」西門の目から涙がこぼれた。 美作「そうじろう・・・」 西門「司、あきら、すまない。ちょっと顔、洗ってくる。」 そう言って西門は廊下を歩いていった、そのあとを美作が追った。 司は殴られて倒れたまま、しばら |
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ゆきっち |
2006/01/30 11:39:39 |
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(メッセージは削除されました) |
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ゆきっち |
2006/01/30 11:40:13 |
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司は殴られて倒れたまま、しばらく立ち上がろうとしなかった。
美作「そうじろう、おまえらしくないぞ。一番つらいのは司だってわかってるだろ?」 西門「分かってても、なんだか情けなくて。なんで牧野ばっかりつらい思いをしなきゃいけないんだ。いいかげん幸せになってもいいだろ・・・」 美作「そうだな。これで牧野に万が一のことがあったら・・・」 西門「やめてくれ!!そんな話をするのはやめてくれ。」 こんなうろたえた西門を見たのは初めてだった。 和也「西門、美作、つくしちゃんが出てくるよ!!」そう言いながら、走ってきた。
手術室のドアが開いた。 司「牧野は、牧野は?」 医者「出血がひどく一時危険な状態でしたが、今は安定しています。しかしまだ予断は許しません。今夜何も起こらなければ大丈夫でしょう。」 司「助けてください。お願いします。」司の声だけが響いていた。
次の日の朝 医者「血圧も安定しているし、脈もしっかりしているので、大丈夫でしょう。とうげはこしました。後は意識が戻るのを待ちましょう。」 司「ありがとうございました。ありがとう・・・」最後の方は言葉にならなかった。 美作「よかったな。司。」そう言って司の肩に手をおいた。 西門「よかったな。司。昨日はすまなかった。殴って。」 司「いや、こっちこそ。すまない。とりみだして。」 和也「よかったね。道明寺。」 司「まだいたのか、成金野郎。」司の顔に笑顔が戻った。 和也「ひどいよ。道明寺。」 司「昨日はなぐってすまなかったな。」 和也「道明寺が僕にあやまった・・・」 司「おまえ、また殴られたいか?」 美作「冗談が言えれば大丈夫だな。」 突然、ミミが泣き出した。 ミミ「すいません。牧野先輩を刺したのは私の母です。本当にすいません。」 司「もういい。牧野も助かったし、おまえの母親を追い詰めたのはお袋だ。だから、おまえが気にすることないぞ。」 ミミ「道明寺先輩、ありがとうございます・・・」
つづく |
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Rabbit |
2006/01/30 11:53:03 |
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ゆきっち 今日もありがとう!!(^^)/
謎の看護士!!!気になる~~~!!(><)!! |
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ゆきっち |
2006/01/30 12:04:35 |
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ラビさんも読んでくれてありがとう。 参観日、頑張ってね~。 |
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だまちゃん |
2006/01/30 22:37:26 |
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ゆきっちさん、なかなかコメント残せずですが、続けて読ませていただいてます♪ パソコンが駄目になってしまったので、買い換えるまで妹が使ってない時にだけしか覗く事ができません。 なので毎日読めないのですが、いつも続きを楽しみにしてますので! 面白い展開になってきましたね。 続き、楽しみにしています♪ がんばってくださーい! |
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よっしー |
2006/01/30 22:41:02 |
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おおおお~~~!!!!類編もたくさん更新☆
あの手紙ぢゃ~~~~~!!!!
こうなっていたのね~~~~。 |
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ちっぴー |
2006/01/31 01:32:05 |
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ゆきっちさん☆ご無沙汰です。そして、祝新スレ!おめでとう!andありがとう!! 別スレにも書きましたが、やっとPC復活にうれしい知らせを聞き昨日から読ませてもらってMar~s。 世間は香港コンサで盛り上がっていますが居残り組の私としましてはせつないです。おまけに、追い打ちをかけるようにFCから申し込み用紙が送られてきて、私には用がないはと捨てようと思ったのですが、F4の文字に捨てられずお宝ファイルに封筒ごとしまいました。なんていじらしい私。 でも、こちらのスレで久々に流星Ⅲや類編読ませてもらって元気百倍です。また、毎日の楽しみが増えました。これからもヨロシクお願いしま~す。 |
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teramama |
2006/01/31 02:08:07 |
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ゆきっちさん、待ってました。 やっぱり、道明寺、いいわ~、愛してます。 |
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あい |
2006/01/31 08:19:57 |
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ゆきっちさん Ⅲは波乱万丈でどきどきするわ~! 類の入院中の服はパジャマなんかしらん?? どんなが似合うだろう・・類の病院に白色旭が脇役で 登場とか・←聞き流してね・・ いっぱいありがとー |
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りょく |
2006/02/01 09:43:24 |
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初めまして!F1ヴァネのりょくと申します。 よっしーさんのススメで、おじゃまさせていただきます! ずっと小説は拝見させていただいてたのですが、なかなか勇気がなくて。。。 でもあまりにも感動なので、やっぱりお礼を言わなくてはね!
私も留守番隊なので小説に救われます。。。 ホントにすごいですね! みなさん同様、私も読みながら映像化しちゃってます。 正直、ヴァネとシノが…ショックでした(笑) そして、つくしに降りかかった事件や、その時の司の姿には涙が出そうになりました。 類編もかな~り気になります。 これからも楽しみにしてますので、よろしくお願いします☆ |
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ゆきっち |
2006/02/01 11:45:19 |
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~だまちゃん 新しいPC、私も欲しいよ~。 そしたら、思う存分、どっぷり旭、いえいえF4にはまるのになあ。 毎日、更新できませんので、だまちゃんものんびり読んでやってください。 |
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ゆきっち |
2006/02/01 11:47:59 |
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~ちっぴーさん PC復活、おめでとうございます。 我慢の日々だったんですね~。よかったよかった。
私も香港居残り組みです。 everさんからの申し込み用紙私も捨てられず、ちゃんと取ってありますよ。悲しい・・・ 居残り組は居残り組で、盛り上がりましょう! 悔しさをばねに、執筆活動頑張ります。 |
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ゆきっち |
2006/02/01 11:49:15 |
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~よっしー隊長 そうです。あの手紙です。 流星3を読んでくださった方は、これからも、ああこの場面はってところが出てきますので、お楽しみに~。 |
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ゆきっち |
2006/02/01 11:49:57 |
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~teramamaさん 私も、司を愛しております。はい、とっても・・・ |
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ゆきっち |
2006/02/01 11:52:47 |
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~あいさん う~ん、類のパジャマまで考えてなかった。 病院のパジャマだったら味気ないから、シルクのパジャマとか? それともチェックのかわいいパジャマとか?ご想像にお任せします。 旭が先生役か~、でも仔仔をくちゃったらいけないので、それはまたの機会に。。。 でも妄想はOKなので、あいさんの頭の中では登場させてね。 |
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ゆきっち |
2006/02/01 11:55:30 |
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~りょくさん 初めまして。旭迷、妄想作家ことゆきっちと申します。 よっしーさんと同じ広島在住であります。
ヴァネ迷さんですか。。。すいません、あきらとシノをくっつけてしまいました。 私の勝手な妄想ですので、その辺はお許しください。 類篇も、あきら登場しますので、それでご勘弁を。。。 |
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ゆきっち |
2006/02/01 12:02:09 |
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皆さん、おはようございます。 昨日は更新できず、大変失礼いたしました。 お仔ちゃまを病院に連れて行ったら、ここに来る時間がなくなってしまいました。 今日もお仔ちゃま、幼稚園をお休みしておりますが、ちゃっかり更新しようとしている悪い母親でございます。
それでは早速、
勝手に妄想小説 『 流星雨 花沢類篇 』No.9
★ テツの暗い心
次の日、類が屋上に行くと、テツが暗い顔をして立っていた。 類「オハヨウゴザイマス。」 テツ「おはよう・・・」 類「シンゴハ?」 テツ「ちょっと調子が悪いらしい。当分、ここにはこれそうにないな。」 類「トテモワルイノデスカ?」 テツ「ああ・・・かわいそうにな・・・」 類「・・・」二人は黙ってしまった。 沈黙を破ったのは、類だった。 類「ナオラナイノデスカ?」 テツ「心臓を移植するしかないらしいが・・・」 類「ドウシテシュジュツシナイノデスカ?」 テツ「日本って国はそれができない。法律で、子どもは移植できないんだ。」 類「デキナイ?」 テツ「そう、おかしいよな。一番助けてやらなきゃいけない子どもたちをよ・・・苦しんでいるのを見てることしかできないなんて・・・」 類「ホカニタスケラレナイノデスカ?」 テツ「外国にいって手術するしかないみたいだ。でも莫大な金がかかる。おかしな世の中だよ。」 類「オカネ・・・」 テツ「なんでも金だ。世の中、狂っちまってる。」 その言い方は慎吾のことだけを言っているようには聞こえなかった。 テツ「兄ちゃん、金は怖いものだ。金だけには溺れちゃいけねえよ。」テツは思いつめたように言った。 類「ハイ・・・」 テツ「さて、慎吾の様子でも見てくるかな。」 類「ボクモ・・・」 テツ「なにわしが見てくるよ。それじゃ、また明日な。」 テツは手を振って行ってしまった。
次の日、テツはやってこなかった。 慎吾のことが気になったが、自分が行って、どう声をかけていいのか分からず、類は部屋に戻った。 次の日、類が屋上に行くと、何事もなかったようにテツはいた。 テツ「昨 |
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ゆきっち |
2006/02/01 12:04:20 |
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ゆきっち |
2006/02/01 12:05:43 |
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(メッセージは削除されました) |
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ゆきっち |
2006/02/01 12:06:54 |
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(メッセージは削除されました) |
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ゆきっち |
2006/02/01 12:09:00 |
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切れちゃいました。続きです。
テツ「昨日は悪かったな。友達が見舞いに来てくれたんでな。」 類「シンゴハ?」 テツ「慎吾?慎吾か!どんな様子かな。」 類はテツの様子がおかしいことに気がついた。平静を装っているが、どこか上の空で、類の話を聞いているようで聞いていなかった。 類「ナニカアッタノデスカ?」類は思い切って聞いてみた。 テツ「何もない・・・」 類はテツの顔をまっすぐに見た。 テツ「兄ちゃんには嘘をつけないな。なんでも見透かされそうだ。」 類「ナニガアッタノデスカ?」 テツ「来週、退院することになったんだ。」 類「オメデトウゴザイマス。」 テツ「普通はめでたいことだよな・・・」テツの顔は寂しそうだった。 類「ウレシクナイノデスカ?」 テツ「戻るところがあればな。わしには退院しても戻るところもないし、待ってる人もいない・・・」 類「カゾクハ?」 テツ「そんなもの、とっくの昔にいなくなっちまったよ。」 類「?」 テツ「せっかく仲間になれたのにな。残念だよ。もうここにはこない。兄ちゃんもわしのことは忘れてくれ。じゃあな。」テツはまくしたてるようにそう言うと、類の顔を見ることなく行ってしまった。 類は呆気にとられて何も言うことができなかった。 類は慎吾の病室に向かった。
つづく |
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ゆきっち |
2006/02/01 12:12:51 |
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続きまして、流星3をお送りいたします。
それでは早速、勝手に妄想『流星花園3』はじまりはじまり~
★★ 目覚めぬつくし ★★
それから三日が過ぎた。 司「意識が戻らないのは、どうしてだ!!」 医者「脳波には異常がみられません。なぜ、意識が戻らないのか、こちらとしても原因がわからないのです。」 司「このまま意識が戻らないって言うのか?」 医者「何とも言えません。もう少し様子をみてみましょう。」 司はいらだっていた、手術の日から三日、つくしはいっこうに目を覚ます気配がないのだ。 病室のドアが開いた。 司「滋。」 滋「どうつくしの具合は?大丈夫?」 司「傷のほうはな。でも意識が戻らないんだ。」 滋「司も大丈夫?ぜんぜん眠って無いんでしょ。ちょっと息抜きしなきゃ、コーヒーでも飲みに行きましょ。」 司「牧野のそばを離れたくないんだ。目がさめたとき、ついててやりたいんだ・・・」 滋「司が倒れたら、つくし悲しむよ。少しの間だけだから行こ。」 滋は無理やり、司を病室から連れ出した。 二人で並んでコーヒーを飲んだ。 滋「う~、まず。」一口飲んで滋が言った。 滋「司、よく飲めるわね。」 司「もう慣れた。」 滋「そう言えば、前にもこうやって二人でコーヒー飲んだね。」 司「あー。」 滋「司、変わったね。大人になったというか、庶民的になったというか・・・」 司「ばかか(笑)」 滋「やっと笑った。司はやっぱり笑った顔が一番かっこいいよ。」 司「ありがとな。滋・・・」一呼吸置いて、滋が話し始めた。 滋「事故のこと聞いたよ。記憶、なくしてたことも・・・留学してて何にも知らなくてごめんね。つらかったでしょ?」 司「いいんだ。あのときはつらかったけど、今ではあの事故があったから今の俺がいるような気がするんだ・・・でも、牧野には記憶を失っていたとしてもずいぶんひどいことも言ったし、ひどいこともした、 だから幸せにしてやりたいんだ。」 滋「きっとつくしは大丈夫だよ。だって雑草パワーの持ち主だよ。」 司「そうだな。踏まれても踏まれても立ち上がる雑草 |
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ゆきっち |
2006/02/01 12:13:43 |
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滋「つくし、今ごろくしゃみしてるかもよ。」 おだやかな時間が流れていった。
★★ 守るべきもの ★★
滋「そろそろ病室のもどろっか。」 司「うん。」 そのころ病室には、連絡を受けた花沢類が駆けつけていた。 類「牧野、またどうしてしないでいい苦労をかかえこむんだ・・・どうして、僕に心配ばかりかけるんだ、なあ目を開けてまたどなれよ、なあ牧野・・・ お願いだ・・・」類はつくしのホホに触れようとして手を止め、その手をベッドに置いた。そしてベットの横のいすに腰掛け、眠っているつくしの顔を静かに見つめていた。 そこに、司と滋が戻ってきた。 司「類、きてくれたのか。」 類「いったい何してる・・・」 滋「違うの、司はそばについてるって言ったのに、私が無理やり連れ出したの。」 類「僕は、ここで何してるって言ってるんだ!!」 司「類・・・」 類「店はどうしたんだ!!」 滋「こんなときに店なんか・・・ねえ司?」 類「司に聞いてるんだ!!」 司「牧野のそばについていてやりたいんだ。」 類「牧野が大事にしてる店をほっといてか!!」 司「類・・・」 類「守るんじゃなかったのか!!あの店は二人の店だろ、おまえが守らなくてどうする!!」あまり感情を出さない花沢類が怒りをあらわに言った。そして、今度は静かに話し始めた。 類「司、おまえが記憶を無くしたとき、牧野は不安で壊れてしまいそうになりながらも、一生懸命働いてたよ。見ていて痛々しいぐらいに・・・ 僕には何もできなかった、そばにいてあげることしか。でもおまえは違うだろ、牧野のために守るものがあるだろ?牧野があんなに楽しそうに働いてた店をほっといていいのか?もし牧野だったら・・・」 西門「そうだな、牧野なら絶対、店は閉めないな。」 あきら「俺たちが、やめろって言ってもな。」 司「そうじろう、あきら・・・」西門と美作が病室の入ってきた。 滋「そうかもね・・・」 タマ「つくしのそばにはわたくしがついています。」 司「タマ・・・」タマもやってきていた。 滋「司が頑張ってる間、私たちがつくしのそばにいるから。」 司「みんな・・・ そうだな、ここにずっといても牧 |
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ゆきっち |
2006/02/01 12:14:49 |
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司「みんな・・・ そうだな、ここにずっといても牧野は喜ばないな。目が覚めた時、店がつぶれちまってたら、それこそどなられるな・・・」 和也「俺たちもいるよ。」後ろのほうから和也とミミも顔を覗かせた。 その後ろから、再び声がした。 「私たちもついてるよ。」その声は虹のものだった。 司「ばーちゃん、じーちゃんも・・・」二人の横にはゆうきもいた。 ゆうき「和也くんに連絡もらって、じっとしていられなくて、お二人にお願いして連れて来てもらいました。」 司「みんな、ありがとう・・・」あたたかいみんなの気持ちが司にはうれしかった。 そんな光景を遠くから見つめていた人物がいた。
椿「お母様、こんなところで何していらっしゃるの?つくしちゃんにまた何かするおつもりですか?」車椅子にのった楓を見つけ、椿が言った。 楓「あなたは母親の心配より、あんな小娘の心配をするのですか?」 椿「お母様には助けなど必要ないでしょ。お強いんですから。」 楓「椿・・・」 椿「みんなどうしてつくしちゃんの心配をするか分かりますか?お母様には分からないでしょうね。お母様が一番馬鹿にしてらっしゃる愛です。みんなつくしちゃんが大好きだから、ああやって集まってくるんです。つくしちゃんは自分を犠牲にしてもみんなを助けてきたから・・・だからいつもいつもつらい思いをして。お母様だって・・・」そういって椿は涙ぐんだ。 楓「助けてと頼んだ覚えはありません。」 椿「お母様って人は、どうして・・・ どうしてそんなひどいことが言えるんです。」 楓の言った言葉は彼女の精一杯の強がりだった。 同じ病院に入院している楓の元には誰一人見舞うものなど無かった。 来るのはうわべだけの言葉が書かれた花やお見舞いの品だけだった。 今までの楓なら、そんなことなど取るに足らないことだったが、つくしの看病やつくしの思いがけない行動によって、助けられたことが楓の心を少しずつ変えていた。 椿「私もつくしちゃんのところに行ってきます。」 楓「・・・」 椿「お母様の病室にもあとでまいります。」そう言って、椿は足早に歩いていった。 楓は病室に帰ると、自分に言い聞かせた。 私は正しい、牧野つくしなど取るに足 |
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ゆきっち |
2006/02/01 12:16:39 |
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私は正しい、牧野つくしなど取るに足らない虫けらよ、私には関係ないわ・・・ そうして楓はいつもの自分を取り戻した。
次の日から、司の新たな生活が始まった。 しかし、店を開くといっても、司は目玉焼きしか作れない、どうしようかと考えていると、そこに三人の救世主が現れた。 「星、手伝いにきたぞ!!」 「私たちが着たからには!!」 「もう心配ないぞ!!」 そうシンたちが駆けつけてくれたのである。 司「どうして・・・」 シン「あきらから連絡があって、司を助けて欲しいって。」 司「そうか・・・みんなありがとう・・・」 店長「おい泣くなよ~。さあ、やろうぜ。」 イーリン「あたしたちがきたからにはもう心配いらないわ。」 司は、シンたちの助けをかり、なんとか店を開くことができた。 司は昼は店に出て、夜はつくしの病室で寝泊りすることになった。
つづく |
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misa |
2006/02/01 13:23:12 |
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ゆきっちさん こんにちは 類の好きな人ってやっぱ野川さんなのかしら? 慎吾はどうなっちやうのかしら? あーーん、きになる湾 楽しみにしてます 頑張ってください |
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よっしー |
2006/02/01 23:03:41 |
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あ・・りょくさんハケーーーン!!!
ゆきっち・・・う~ん、また次の展開が気になる湾♪ お仔が良くなったらでも~~~よろしくねん♪ |
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りょく |
2006/02/02 00:26:44 |
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ゆきっちさん、今回もあっという間に読んじゃいました! すごいです! 次が気になりますが、お仔ちゃまお大事にしてくださいね。 広島の方なのですね。私は。。。青森です(遠っ!) でも、PCって便利ですね~(笑)いい時代じゃ(^_^)v あきらの出番、楽しみにしてますねん☆
よっしーさん♪ 勇気を出して、やっと来ました~(^^) これからもよろしくです! |
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ゆきっち |
2006/02/02 11:58:09 |
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本日、お子が中耳炎のため、泣いておるので更新逃げ致します。
勝手に妄想小説 『 流星雨 花沢類篇 』No.10
★ 二人の女性
慎吾の体はいろいろな管でつながれ、顔は血の気を失っていた。 類はその姿を見て、何も声をかけられず、その場を逃げ出してしまった。 急いで車椅子を進めようとして、廊下に置いてあったストレッチャーにぶつかった。 看護士「大丈夫ですか?」 声をかけてきたのは、あの野川という看護士だった。 野川「顔色がよくありませんね。ご気分でも悪くなりましたか?」 類「イイエ・・・」 野川「病室までお送りしましょうか?」 類「ハイ。オネガイシマス。」類は素直にその申し出をうけた。 野川が類の車椅子を押し、エレベーターへと向かった。 類「シンゴクンハダイジョウブデスカ?」エレベーターに乗り込むと類は野川に聞いた。 野川「患者さんのことはお話できません。」きれいな中国語で野川は言った。 類「中国語が話せるんですか?」類は驚いて中国語で聞いた。 野川「あなたの日本語程度には。」 類「彼の病気は治らないいですか?」 野川「私には何もお答えできません。」 類「あなたはどうしてそんなに冷静でいられるんですか?」顔色一つ変えない野川に類は聞いた。 野川「それが仕事ですから。」 類「本当のあなたもですか?」 野川は一瞬動揺したように見えたが、すぐにもとの顔にもどると 野川「本当も嘘もありません。これが私ですから。看護士が感情に流されては仕事はできません。」と言った。 類の病室の前まで来ると、そこに泰子が立っていた。 その顔は涙で濡れていた。 泰子「花沢さん・・・」 類の後ろに野川が立っているのに気がつくと、泰子はあからさまに嫌そうな顔をした。 泰子「野川さん、あなたがどうしてここに?」 類「ボクガタノンデツレテキテモライマシタ。」 野川「私はこれで。」 泰子「野川さん、どうやったらあなたのようにいつも冷静でいられるんですか?」 背を向けて歩き出そうとしていた野川に言った。 泰子は慎吾のことで動揺しているのか、行き場のない感情を野川に |
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ゆきっち |
2006/02/02 11:59:00 |
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切れちゃいました。続きです。
泰子は慎吾のことで動揺しているのか、行き場のない感情を野川にぶつけているように見えた。 野川「慎吾君の前では泣き顔はやめてくださいね。」 泰子「そんなことあなたに言われなくても分かっています!」 野川「すみません。余計なことを・・・それでは。」 野川が立ち去った後、類は泰子をうながし、病室へと入った。 ソファーに座るようにすすめ、冷蔵庫から冷たい飲み物を出し、泰子に手渡した。 泰子は幾分、落ち着きを取り戻し、話し始めた。 泰子「すいません。変なところをお見せして・・・」 類「イイエ、イイデスヨ・・・」その後、泣いている子には慣れていますからと言いそうになって、類は口を閉じた。 泰子「どうかしましたか?」 類「イイエ・・・」 この子を見ているとどうしてもつくしとだぶってしまう・・・類が考え込んでいるのをよそに泰子は話しつづけた。 泰子「慎吾の容態が悪くて、もうどうしていいのかわからなくて・・・」 類「キットダイジョウブ。」泰子の姿を見ていたら、類はこういうしかなかった。 泰子「そうですよね。慎吾が頑張ってるんですから、私もしっかりしなくっちゃ!なんだか元気が出てきました。ありがとうございました。」 泰子はすっきりした顔で類の病室から出て行った。 泰子にはああ言ったものの、類は慎吾が助かるかどうか実のところ、分からなかった。
つづく |
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ゆきっち |
2006/02/02 12:04:51 |
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続きまして、「流星3」でございま~す。
勝手に妄想『流星花園3』はじまりはじまり~
★★ 届かぬ想い ★★
病院では、タマがつくしの看病をしていたが、いろいろな人がやってきては、つくしに呼びかけていた 司の新たな生活が始まり、三日が過ぎようとしていた。 美作「タマさん、こんにちは。牧野の様子は?」 タマ「あいかわらずです・・・」 美作「そっか・・・」 タマ「美作様、すこしの間、つくしをお願いできますか?」 美作「ああ、いいよ。」タマはつくしのことを美作に頼み、病室を出て行った。 美作は、ベットの脇のいすに腰掛けると、静かに話し始めた。 美作「なあ、牧野、いいかげんに起きたらどうだ~・・・」 つくし「・・・」 美作「海、行ったの覚えてるか?思いっきり叫んで、気持ちよかったよな。また行こうぜ。あん時は、司がみつかんなくて、どん底だったのによ、あんなに頑張ってたじゃないか、だから頑張れよ。目覚ませよ。 司も頑張ってるぞ。あの司が弁当売ってんだぞ。昔のこと思ったら、天と地がひっくり返ってもおかしくないくらいのことだぞ。歩く凶器だったからな。今じゃ、お客に文句言われても、黙って聞いてる。昔だったら、半殺しだな。おまえって、すごいよな。司をあんなふに変えるなんて。司のためにも早く目覚ませよ。なあ、牧野・・・。」 しかし、つくしが目覚める気配はなかった。
その日の午後、高、虹が病院にやってきた。 高「虹、さきにつくしのところに行ってってくれないか。」 虹「どうしたの?」 高「ちょっと知り合いが入院してるから、そっちにも顔をだしてくるよ。」 そう言って、高はエレベーターを降りた。 トントン 楓「どうぞ。」 高「失礼します。」 楓「高会長・・・」 高「会長はよしてくれ。入院されてると聞きまして、けがのほうはいかがですか?」 楓「あなたも牧野つくしのところに?」高の話を無視して楓はいった。 高「あいかわらずですな・・・人の話は聞きなさい。私はあなたのけがのことを心配しているのですよ。」 楓「心配?」楓はフッと笑ってつづけた「私の心配など要りません。私のことなど誰一人心配などしま |
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ゆきっち |
2006/02/02 12:05:33 |
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楓「心配?」楓はフッと笑ってつづけた「私の心配など要りません。私のことなど誰一人心配などしませんわ・・・」 高「道明寺婦人・・・少なくともつくしは心配してると思いますよ。」 楓「牧野つくしが?心配などするものですか、わたしをかばってああなったんですよ。頼みもしないのに。」 高「心配してるから、あなたに付き添ってたんでしょ?」 楓「何をおしゃってるのかしら、またなにか魂胆があったんですわ。」 高「あなたって人は、どこまでひねくれてるんです。つくしからは止められてたが、あまりにもつくしがかわいそうだからいいますよ。」 楓「何のことかしら?」 高「最近、ホテル買収の話がありましたね。」 楓「どうしてそれを・・・」 高「つくしが連絡してきて、助けて欲しいと・・・」 楓「なんですって!」 高「まあ聞きなさい。つくしは、道明寺婦人のことだから、私が言ったって言ったら、怒るから、分からないようにして欲しいと、だから私はちょうど買収先のホテルにいくらか影響力があったので、買収話に反対した。だからあなたのホテルは助かった。」 楓「余計なことを・・・」 高「まだ分からないんですか、つくしは別にあなたに恩を売りたくて、私に頼んだんじゃない。ただ、あなたを助けたくて。」 楓「助ける?あの牧野つくしが私を助ける?」 高「そうです。自分が頼んだとわかれば、あなたを傷つけてしまうから絶対言わないでくれと。」 楓「あの子に助けられるなんて、これほどの屈辱ありませんわ。」最後のほうは声が震えていた。 高「だから、あの子は言いたくなかったんだ。あの子のやさしさはあなたには届かないのかな・・・」 楓「気分がすぐれないので、お帰りいただけますか!!」 高「強がるのもいいかげんにしたほうが良いですよ。お大事に・・・」高は病室から出て行った。 楓の頭は混乱していた、どうしてみんな牧野つくしのことばかり、私には地位も名誉もあるじゃない、おそれることはないは・・・ 楓は、むなしさをおぼえた・・・
★★ 恋の結末 ★★
ゆうき「おはようございます、タマさん。」ゆうきが元気に病室に入ってきた。 タマ「おはようございます、今日はお早いんですね。 |
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ゆきっち |
2006/02/02 12:06:12 |
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タマ「おはようございます、今日はお早いんですね。」 ゆうきはあれから毎日のようにつくしに会いにきていた。 ゆうき「今日はタマさんと交代しようと思って、毎日大変でしょ?」 タマ「すみません。坊ちゃんのことが気になるのでお店に顔を出してきます。」 ゆうき「そうですか。つくしのことは私に任せてください。」 タマが出て行ったあと、ゆうきはつくしに話し掛けた。 ゆうき「さて、何から話し始めようか、中学校のときのはなしがいい?それとも、バイトのはなし?そうそう、バイトっていったら、あのときのお客さんのこと覚えてる?・・・」 ゆうきは、今までのつくしとの思い出を話し始めた。 ゆうき「・・・でも、つくし、あんまりひとりで抱え込んじゃだめだよ。パパの左遷の話だって、本当は言って欲しかったのに、全部一人で解決しようとするんだもん。私たち、友達でしょ。何でもいってよ。 今だって、何で起きないの?何かつらいことがあったの?おきたくないの?」ゆうきはそこまで言うと声をつまらせた。 西門「そんなに質問攻めにしたら、牧野だって答えられないよ。」 ゆうき「西門さん・・・」いつのまにか西門が立っていた。 西門「タマさんは?」 ゆうき「今日はお休みしてもらったんです。」 西門「そうか・・・、ゆうきちゃん、ひさしぶりだね。元気だったかい?この前は、ゆっくり話ができなくてごめんよ。」 ゆうき「いいえ、西門さんこそ、元気でしたか?お仕事、頑張ってるようですね。和也くんがいろいろ報告してくれました。」そう言ってゆうきは笑った。 西門「余計なこと言ってないだろうな。和也め。」 ゆうき「大丈夫です。話はいつもつくし中心だから。」 西門「ゆうきちゃん、きれいになったね。」 そう言われてゆうきは顔を赤らめた。 ゆうき「からかわないでください。」 西門「恋してる、そうだろう?」 ゆうき「何言ってるんですか。西門さん、やめてください。」 西門「恋をしてる子はきれいだからね。いい男じゃなくて、いい人と恋してる?」 ゆうき「西門さんには嘘つけないな。まだ、私の片思いなんです。でもプレイボーイじゃないし、女の賞味期限は一週間なんて言わないし・・・。」 西門「ゆうきちゃ |
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ゆきっち |
2006/02/02 12:07:15 |
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西門「ゆうきちゃんも言うようになったね。おれは今、賞味期限一週間の女もいないさ・・・」ふと西門の顔がくもった。 ゆうき「何かあったんですか?」 西門「どうして?」 ゆうき「寂しそうな顔してるから・・・」 西門「ゆうきちゃんって、昔から結構するどいよね。」 ゆうき「え?」 西門「いや、なんでもないよ。そうだ、かわいい妹のためにお祝いさせてくれないかな?新しい恋に。夕飯でもいっしょにどうかな?」 ゆうき「はい・・・」 西門「じゃあまた連絡するよ。仕事にもどらなきゃ。じゃあな、牧野、またくるよ。」西門は帰っていった。 ゆうき「ねえ、つくし、妹だって・・・とっくにあきらめたと思ってたけど、面とむかって言われるとちょっとまだつらいな・・・でも、嫌いにはなれないんだろうなずっと。思い出として・・・」 少し、涙を浮かべたゆうきだったが、すぐまたつくしとの思い出話を話し始めた。
西門は、次の日、ゆうきをディナークルーズに誘った。 ゆうき「わぁきれい~」 西門「気に入った?」 ゆうき「はい。とっても。でも、つくしがあんな状態なのに、こんなことしてていいのかな・・・」 西門「牧野がそんなことで怒るか。」 ゆうき「怒んない、でも心配してつけてくるかも。」 西門「ハッハッハ!そうかもな、あいつならやりかねないな。でも、大丈夫、牧野が心配するようなことはしないから。」 ゆうき「・・・」少し気まずい空気が流れた。 西門「さあ、食事にしよう。」気分を変えるように西門が言った。 しばし、二人はおいしい食事とお酒をを楽しんだ。 ゆうき「西門さんも今、恋してるんですか?」 西門「な・なにを急に言うんだ。酔ってるのかい?」声を詰まらせて西門が言った。 ゆうき「酔ってなんかいませんよ。でも今の焦り方で確信しました。」 西門「ゆうきちゃん、性格変わった?」 ゆうき「女の子は恋をすると弱くなるけど、恋を失ったら強くなるんです。」 西門「ゆうきちゃん・・・」 ゆうき「別に西門さんを攻めてるわけじゃないんですよ。あれは私にとって、大切な思い出だから。でもいつもやられっぱなしなのはいやだから、今日は私が西門さんを困らせます。 |
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ゆきっち |
2006/02/02 12:08:27 |
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ゆうき「別に西門さんを攻めてるわけじゃないんですよ。あれは私にとって、大切な思い出だから。でもいつもやられっぱなしなのはいやだから、今日は私が西門さんを困らせます。」やはり少し酔っているようである。 西門「ゆうきちゃん・・・」 ゆうき「プレイボーイの西門さんがそんなに焦る相手って誰ですか?」 西門「そんなのいないよ。」 ゆうき「うそです。サラさんですか?」 西門「サラ?サラとは何にも無いよ。ゆうきちゃんにサラのこと話した後、一度あったけど、二人とも昔話ばっかりで、それ以上は進展なし。ゆうきちゃんじゃないけど、いい思い出さ。」 ゆうき「じゃ、誰なんです?」 西門「だからいないって。仕事が忙しくてそれどころじゃないよ。」 ゆうき「その人に本気になったから、賞味期限一週間の女の人もいないんでしょ?」 西門「ゆうきちゃん、いいかげんにしないと怒るよ。」 ゆうき「だって聞きたいんです。西門さんが好きになった人がどんな人か・・・私は何でだめだったか・・・」 西門「ゆうきちゃん・・・君はかわいくて、とってもチャーミングだ。でも、おれは司みたいに何もかも捨てて君を守ってやることはできない。君の事は好きだけど、愛してるには発展しない、分かるね。ひどいようだけど、それ以上でもそれ以下でもないんだ。俺の中で君は、やっぱり心配をかける妹でしかないんだ。ごめんよ・・・」 ゆうき「いいんです。分かってたから。ただ、このままだとふんぎりがつかないから。今好きな人にもあなたのことが引っかかって飛び込めないでいたから。はっきり言ってもらってすっきりしました。」 西門「強くなったね。」 ゆうき「あなたのおかげです。」 ゆうき「西門さん、もしほんとの恋をみつけたのなら、大事にしてくださいね。私、応援しますから!! あ~、なんだか眠くなってきちゃった。」ゆうきはそう言って、テーブルに突っ伏した。 西門「ゆうきちゃん?寝ちゃったの?しょうがないなぁ、手のかかる妹だよ。」 西門はゆうきの言ったことを思い返していた。 『ほんとの恋をみつけたのなら、大事にしてくださいか・・・』西門は自分の中に目覚めた感情に戸惑っていた。それが恋なのかさえ分かっていなかった。でも、前のようにいろいろな女性と恋の駆け引き |
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ゆきっち |
2006/02/02 12:10:09 |
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『ほんとの恋をみつけたのなら、大事にしてくださいか・・・』西門は自分の中に目覚めた感情に戸惑っていた。それが恋なのかさえ分かっていなかった。でも、前のようにいろいろな女性と恋の駆け引きを楽しむことができなくなっていた。 西門「この西門そうじろうが恋愛で悩むなんて、なんてことだ・・・あきらたちが聞いたら、何言われるか・・・」西門は小さな声でつぶやいた。 ゆうき「え?何か言いました?」眠っていたゆうきが目を覚ましていった。 西門「いや、何にも。ゆうきちゃん、マリーナにつくよ。送っていくから、しっかりして。」 ゆうき「はい。大丈夫です。」二人は船を下りた。 西門「ゆうきちゃん、俺はもう少し夜風に当たっていくから、運転手に送らせるよ。今日は楽しかったよ。」 ゆうき「私のほうこそ、楽しかったです。ありがとうございました。」 ゆうきを乗せた車は走り出した。 西門は月明かりに照らされた水面を眺めていた。 すると、今走り出した車が止まり、ゆうきが走ってきた。 西門「どうしたの、ゆうきちゃん?」ゆうきは返事もせず、西門にいきなりキスをした。 びっくりする西門をよそに、ゆうきはまた車のほうに走っていった。そして振り向き、満面の笑顔で ゆうき「そうじろう~ 加油!! 一度名前が呼びたかったんです。さようなら!!」と言った。 西門「ゆうきちゃん・・・」 走り去る車に西門は叫んだ「ゆうきちゃんもがんばれ~!!」 それがゆうきに届いたかは分からないが、西門の顔は晴れやかだった。 車の中では、ゆうきが泣いていた。 ゆうきの恋は静かに終わった・・・
つづく |
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あい |
2006/02/02 16:30:32 |
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(メッセージは削除されました) |
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あい |
2006/02/02 16:38:53 |
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お子ちゃまはやく元気になるといいね。 更新ありがとう! ゆうき、西門はせつない~ 野川さん中国語できるのね。 なんだかジェラシー沸いてくる湾^^ |
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よっしー |
2006/02/02 22:58:12 |
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ゆきっち~~~更新、謝謝~~~☆
お仔・・・早く治るといいねーーー!!!! |
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Rabbit |
2006/02/02 23:46:30 |
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ゆきっち うちの子も、中耳炎してるよ、私も、働いてる頃になったことあるよ!! 痛くて泣いてた気がするわ!!! 早く良くなると良いね!! |
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ゆきっち |
2006/02/03 10:43:58 |
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皆さん、おはようございます。 お仔のことではご心配かけました。 ちょっと落ち着いたみたいで、耳が痛いって聞いたらちょっとっていってくれるようになりました。 昨日は耳のことを聞いたら泣いて答えてくれなかったので、痛みも落ち着いたんじゃないかな。 目に見えないから、どうしていいか分からない。早くよくなってくれるのを祈るばかりでございます。 |
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ゆきっち |
2006/02/03 10:54:43 |
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今日も早速更新更新♪ 明日からまた土日のお休みに入ってしまうので、頑張るぞ!
それでは早速、
勝手に妄想小説 『 流星雨 花沢類篇 』No.11
★ 懐かしい訪問者
次の日、類がベットでぼーっとしていると、誰かが病室のドアをノックした。 類「ドウゾ。」 ドアがゆっくり開いた。類の目に大きな花束が飛び込んできた。 -「ダイジョウブデスカ?」片言の日本語が聞こえてきた。 類「あきら、何やってんだ。」 あきら「おもしろくないな。ちょっとは分からないふりしろよ。」 あきらが台湾からやってきてくれた。 類「すまなかったな。そんな気分じゃなかったから。」 あきら「どうした?何かあったのか?」 類「いろいろな。言葉も通じないし・・・」類はほんとのところは話さなかった。 あきら「そうか、大変だな。怪我の具合は?」 類「今年いっぱいってところかな。明日、この大きなギブスも取れるし。」そう言って左足を指差した。 あきら「良かったな。まあ、おまえもドジだよな。凧揚げ見てて、つまづくなんてな。」 類「凧揚げ?」 あきら「?」 類「ああ、まさかこんな怪我するとは思わなかったよ。」類は凧揚げを見ていてつまづいたと嘘をついたのをすっかり忘れていた。 あきら「みんなびっくりしたんだぞ。ちっとも連絡しないで、電話がかかってきたと思ったら、怪我した、だもんな。」 類「すまなかったよ。それで、和也の留学は?どうなった?」 あまり根掘り葉掘り聞かれてはまずいと思った類は話題を変えた。 あきら「牧野がまたおせっかいして、とりあえず卒業まで留学の話は保留って形でおさまった。和也が牧野のところに転がり込んだもんだから、司の機嫌が悪くてまいったよ。」 類「そうか。司の不機嫌な顔が目に浮かぶよ。二人とも元気かな。会いたいな。」 司の顔を思い浮かべ、思わず笑顔がこぼれた。 あきら「たまには帰ってこいよ。」 類「ああ、怪我が治ったら台北に戻ろうかな。」 あきら「そうしろ。みんなでパーっと騒いだら、悩みなんて忘れるさ。」 類「あきら・・・」 あきら「なんか悩んでるだろ。おまえのことだから、聞いて |
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ゆきっち |
2006/02/03 10:55:44 |
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切れちゃいました。続きです。
あきら「なんか悩んでるだろ。おまえのことだから、聞いても何も言わないだろうから、何にも聞かないけど、いつでも言えよ。俺達はF4だ。どんなに遠くにいても何かあったら飛んでくるからな。」 類「ありがとう、あきら。そのときはよろしく頼むよ。」あきらに救われた気持ちだった。 あきら「おっと、そろそろ行かなくちゃ。これから仕事だ。時間ができたら、また来るよ。」 あきらが病室から出ようとして、何かに気がついた。 あきら「忘れるとこだった。牧野にこれ預かってきたんだ。」そう言って、あきらは類に小さな包みを渡した。 類「何?」 あきら「さあ。これ取りにいった時、牧野も司も様子がおかしかったから、何も聞けなかった。」 類「何かあったのか?」 あきら「分からない。また何かあったら連絡する。」 類「頼んだぞ。今日はありがとう。」 あきら「おお。じゃあな。ちゃんと連絡しろよ。」あきらはそう言って、帰っていった。 突然のあきらの訪問で、暗く落ち込んでいた気分が少し明るくなったような気がした。 類は、牧野から預かったという包みを開けてみた。 そこにはアミが作った「泣き虫の種」が入っていた。 類「牧野らしいな。」類は泣き虫の種をひとつ口に入れた。 久しぶりの台湾の味に妙に懐かしさを覚えた。 |
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ゆきっち |
2006/02/03 11:14:23 |
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ちょっと短くてすいません。 もう少し更新しようかと思ったんですが、話の都合上、本日はここまで。 次週はいよいよ謎の女性の正体が明らかに!お楽しみに! |
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ゆきっち |
2006/02/03 11:18:25 |
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もうひとつのお楽しみ。今度は流星3でございます。
それでは早速、勝手に妄想『流星花園3』はじまりはじまり~
司は毎日、病院に帰る前に家によっては、二人の思い出の品を持ち帰った。 赤札やつま先の無い上履き、つくしが作ったクッキーなど、それをひとつずつつくしに見せ、いろいろな話をした。しかし、つくしが目覚める気配はなかった。 そんな生活が始まって一週間がたった。 司はお昼の短い時間もつくしに会いにきていた。 司「牧野、今日はケーキ買ってきたぞ。覚えてるか?バルセロナで食べたやつ。おれがイチゴ食ったら、おまえ怒ったよな。早く、目覚まさねーと、今日も食っちまうぞ。おい牧野、ほんとに食っちまうぞ。」 つくし「・・・」 司「一生かけて返してやるっていっただろ。まだ少しも返せてねーから起きろよ!!牧野・・・」 トントン 楓が病室に入ってきた。 司「何のようだ!!」 楓「今日、退院するわ。」 司「そうか・・・」 楓「牧野さんのことはもうあきらめなさい。」 司「お母様・・・あんたをかばってこうなったんだろ。どうしてそんなひどいことが言える。」 楓「それ相応なことはしましょう。ここより設備の整った病院に移して、最高の医療を受けさせてあげましょう。牧野さんにとってもその方が幸せでしょ。」 司「あんたの指図はうけない。」 楓「司・・・私はあなたのことを思って言ってるのよ。牧野さんもあの店も忘れてしまいなさい。今のあなたの顔をみて御覧なさい。疲れたか顔をして。それにその格好、それが道明寺家の跡取の格好ですか!!」 司「言ったはずだ。おれは家を出たんだ。死んだと思ってくれてもいいって。」 楓「まだそんなことを言ってるの、私は許しませんよ。」 司「俺は誰に何と言われようと牧野のことは諦めません。あなたとけんかしている暇はない。出て行ってくれ。」司は楓を病室から追い出すと大きなため息をついた。
★★ 再会 ★★
重い足取りのまま店に帰ると、そこに懐かしい顔を見つけた。 司「サク!どうしたんだ!懐かしいなあ。」 サク「わがままお嬢様のご命令でね。」サクが司にウィンクをして見せた。 司「わがまま女王様って |
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ゆきっち |
2006/02/03 11:40:35 |
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サク「わがままお嬢様のご命令でね。」サクが司にウィンクをして見せた。 司「わがまま女王様って、まさか・・・」 そこに走ってくる足音が聞こえてきた。 司「エルサ!こんなところで何してるんだ。走って大丈夫なのか?」 エルサ「もう平気。元気になった姿を司とつくしに一番に見せたくて、サクに電話して、ここで待ち合わせたの。ふーん、ここが司とつくしのお店か。かわいいお店ね。つくしらしいっていうか。おばーちゃんから聞いてビックリしちゃった。司がお弁当さんなんてね。」 司の曇った顔とは裏腹に、エルサは屈託の無い笑顔で言った。 エルサ「ところでつくしは?どこにいるの?出かけてるの?」 司「エルサ・・・」 サク「司、何かあったのか?」 司は、今までのいきさつをエルサとサクに話し始めた。 エルサ「そんな・・・」 サク「だ・大丈夫だよ、司。俺がついてる。」 サク「ありがと。サク。」 エルサ「司はどうしてここに?つくしについててあげないの?」 司「牧野と俺の店を潰すわけにはいかない。ただそばにいるより、牧野もそれを望んでると思うから・・・」 エルサ「司・・・ 分かった。私も手伝う!!」 サク「むちゃ言うなよ。働くなんてまだ無理だよ。おれが手伝うよ。」 エルサ「サクならそう言ってくれると思ってた。」 サク「エルサ、引っ掛けたな。」 エルサ「司、大丈夫!つくしはきっと目を覚ますよ。どんなことにも立ち向かっていく強いつくしだから、きっと大丈夫!!」 サク「そうさ、きっと大丈夫さ。」サクはそう言って、司の肩に手を回した。 司「エルサ、サク ありがとう・・・」
そのころ、道明寺家についた楓は、新しい秘書の東谷をよんだ。 東谷「お呼びでしょうか、会長。」 楓「手はずどおり、お願い。」 東谷「はい、かしこまりました。」 椿「お母様、何をまたたくらんでるの?」 楓「椿いたの・・・ 退院してきた母親にいうことはないのかしら?」 椿「お母様、退院おめでとうございます・・・」椿はしぶしぶ言った。 楓「東谷、いきなさい!」 東谷「はい、奥様。では、お嬢様、失礼致します。」秘書は椿に軽く会釈をして部屋から出て |
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ゆきっち |
2006/02/03 11:41:50 |
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東谷「はい、奥様。では、お嬢様、失礼致します。」秘書は椿に軽く会釈をして部屋から出て行った。 椿「お母様、司とつくしちゃんに何かなさるおつもりですか?」 楓「あなたには関係の無い話よ。あなたはもう道明寺家を出た人間なんですから。」 椿「お母様・・・それは本心ですか?私は関係ないと?」 楓「そうです。さっさとニューヨークに帰りなさい!!」 椿「つくしちゃんの目が覚めるまで、帰りません。帰るわけにはいきません。」 楓「つくし、つくしって、ただの雑草じゃない!!」 椿「お母様にはつくしちゃんの良さはいつまでたっても分からないんですね。もし、あの二人に何かあったら私も黙ってはいませんわ。」 椿は、母親に対する怒りと嫌悪感でめまいがした。
エルサはつくしの病院を訪れた。 エルサは、つくしの顔を見つめながら、今までのことを考えていた。 バルセロナでの事故、司との出会い、つくしとの出会い、病気のこと、ひと夏のことだったのに一生分に匹敵する大きなものを得た。 エルサは、ブータン王国に帰っても、つくしのことを忘れることがなかった。忘れるどころか、心の支えとなっていた。 エルサ「ねえ、つくし。私、ずっとあなとにお礼が言いたかったんだよ。司の記憶が戻って、つくしへの思いを知っても、怖くて司と離れられなかった。でも、あなたは司のことを愛してるのに、私の元へ司を返してくれた。そのあと、司と楽しいときを過ごすことができた。司とは親友になれたけど、つくしとはあのまま別れてしまって、ずっと気になってた。国に帰って、つらい治療にも耐えられたのは、つくしに会いたかったからなんだよ。もう一度会って、ちゃんとお礼を言って、また友達になりたくて、頑張ったんだよ。だから、目を覚まして。また、マンゴーアイス食べにいこうよ。私がおごるから・・・ねえ、つくし・・・」エルサの目から、後から後から涙があふれてきた。 病室に外で聞いていたサクの目にも涙が光っていた。
★★ 心の支え ★★
その日の夜、西門がつくしの病室にやってきた。 西門「司、いるか?」声をかけたが、病室に司の姿はなかった。 そのころ、司は弁当屋の持ち主と虹に呼び出されていた。
西門「司まだ仕事か。」西門 |
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ゆきっち |
2006/02/03 11:42:37 |
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西門「司まだ仕事か。」西門は司を待つことにした。 西門「なあ牧野、おまえ泣いてる顔もブスだけど、寝てる顔もブスだな・・・だから、早く起きろよ。なんか、おまえがいないと調子狂うんだよ。」そう言って、西門はしばらく黙ってつくしの寝顔を見つめた。 西門「おまえが刺されたって聞いて、おれは正直焦ったよ。おまえが刺されたことへの驚きと、それを聞いた俺がわれを忘れて司を殴っちまったこと、司を殴ったことは前にもあったけど、あの時とは違う、なんて言ったらいいのかな。俺にとって初めての気持ちで上手く言えないな。とにかくどうしようもなく焦っちまった。今までは、司の彼女としか見てなかったのに、司が記憶を無くしておまえが苦しんでる姿を見てたら守ってやりたくなった。おまえ、前に言ったよな、心の支えがないから仕事が上手くいっても張り合いがないんだって。確かにそうなんだ、今俺は何をやってもだめなんだ。何しててもおまえのことが気になってしかたがない。あー!!情けないな。俺がこんなただの男みたいにうじうじ悩むなんて・・・目覚まして、俺に怒鳴ってくれよ。冗談言うなって笑い飛ばしてくれよ・・・」 カタッ 外で音がした。 西門「誰だ!!」病室のドアをそっと開けたのは滋だった。 西門「今の話聞いたのか!!」 滋「聞いたような聞いてないような・・・」 西門「はっきりしろ。」 滋「そんなに怒らないでよ。ほぼ全部聞いちゃった。」 西門「誤解するなよ。牧野のこと好きなわけじゃないから・・・とにかく今聞いたことは全部忘れろ。」 滋「分かった。西門もいろいろ悩んでるんだね~」 西門「なんだよ、その目は・・・だれにも言うなよ。分かったな!」 滋「分かってるって。だったら、この後おごって。」 西門「おまえは・・・まあいいや。司が来るまではここにいるぞ。牧野、一人にするわけにはいかないからな。」 滋「ふ~ん。」 西門「その目はやめろ!!」 今まで見たことのない西門の姿がそこにあった。
しばらくたって、司が病室に入ってきた。 西門「どうした司、顔色が悪いぞ。」 司「なんでもない・・・ちょっと疲れてるだけだ。」 滋「大丈夫?つくし、見てるから少し横になったら?」 司「大丈夫だ、悪いけど |
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ゆきっち |
2006/02/03 11:43:13 |
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滋「大丈夫?つくし、見てるから少し横になったら?」 司「大丈夫だ、悪いけど、牧野と二人にしてくれないか?」 西門「ああ、分かった。じゃあ、また来るよ。何かあったら、すぐ連絡してくれ。」 司「ああ・・・」西門と滋は病室を後にした。 司はベッドの脇の椅子に腰掛けると、そのまま頭を抱えこんでしまった。
滋「司、何かあったのかな?」 西門「あったとしても、今は話したくないんだろう。」 滋「そっか・・・」 西門「ところで、おまえどこまでついて来るつもりだ。」 滋「おごってくれるって言ったじゃない。」 西門「今からか?!」 滋「何か用があるの?」 西門「別にないけど。相変わらず強引だな~」 滋「用がないならいいじゃない、振られたもの同志、今夜は飲み明かそう!!」 西門「勝手に言ってろ!!」 ここは、いつもF4が集まるバー、西門と滋という妙な組み合わせの二人は、奥まった席で飲み始めた。 滋「しかし、西門がつくしをね~」 西門「言うな!まだはっきりそうと決まったわけじゃない。」 滋「往生際が悪い男は嫌われるわよ。」 西門「ほっといてくれ!!」 滋「でも、つくしを好きになる気持ちは分かるんだ。だって私も大好きだもん。いつでも一生懸命で、いつでも元気。こっちまで元気になるもの。」 西門「そうだな、あいつ見てると元気になるな。それ突拍子もないことをやってくれるから、見ててあきない。」 滋「そうだね。天下のF4に挑戦状たたきつけたんでしょ!」 二人は顔を見合わせて、笑った。 西門「恐れ知らずだよ。」と言って西門はグラスの中の氷を眺めた。 滋「やっぱり好きなんだ。」 西門「実際、この気持ちが愛情なのか、友情の延長線にあるものなのかよく分からないんだ。司みたいに全身全霊で牧野を愛してるかって聞かれたら、答えられない。西門の家が捨てられるかって聞かれたら、答えはノーだ。」 滋「司は特別だよ。もし私が司の立場だったら、やっぱり西門みたいに躊躇すると思うよ。」 西門「あいつはすごいよ。まあ、それ以上に牧野もすごいけどな。」 滋「あの二人には誰も勝てないよ。強烈すぎる!!」 西門「あの二人には幸せに |
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ゆきっち |
2006/02/03 11:43:50 |
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(メッセージは削除されました) |
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ゆきっち |
2006/02/03 11:45:15 |
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滋「あの二人には誰も勝てないよ。強烈すぎる!!」 西門「あの二人には幸せになって欲しいよ・・・」 滋「うん・・・」二人は黙り込んでしまった。 滋「う~~。辛気臭いのは私大嫌い!!パーっと飲もう!!今日は西門の失恋パーティーよ!」 西門「この話をするのは今日、この場で終わりだ。もう二度ととするな。あいつらを困らせたくないから。」 滋「うん。分かった!!」 西門「明日からは親友として、あいつらを応援するし、守っていく。」 滋「西門~、男だね~。かっこいい!!司の次にね。」 西門「そういうおまえは、司のこと吹っ切れたのか?」 滋「この大河原滋にそんなこと聞くの?とっくのとうに司のことは吹っ切れたわよ。でも、大好きなのはかわらないよ、友達としてね。」 西門「そっか、おまえもいい女だよ。」 滋「じゃあ、今度デートしよ。」 西門「い・や・だ!!」 滋「即答しなくてもいいじゃない。」 西門「おまえとのデートはもうこりごりだ。」 滋「あの時は、西門と美作がいけないんでしょ、私をだましてたんだから。」 西門「とにかくお断りだ。」 滋「西門!!」 二人は、その夜、遅くまで酒を飲んだ。 |
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Rabbit |
2006/02/03 14:20:47 |
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ゆきっち きゃ~~~!!(><)!!! いよいよ来週、謎の女性の正体が!!!????? 楽しみだわ!!! |
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えりちん |
2006/02/03 15:02:26 |
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はじめまして。 よっしーさんの紹介で、こちらにやってきました。 ゆきっちさんの小説、マジ凄いですね。 実写化して欲しい~!! 小説の続きを読むの楽しみにしてますので、 よろしくお願いします。 |
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teramama |
2006/02/03 15:36:43 |
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ゆきっちさん、お仔さま中耳炎なのにありがとさん。 あんまり、無理しないでね。 でも読みたい。(勝手なやつです) ほんと、実写版にして欲しいよ~ 頭の中では読みながら実写化してますが・・・勝手に! |
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maki |
2006/02/03 15:50:18 |
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初めましてm(__)m 読ませていただきました☆すごい面白いです!! ありがとうございます・・・
お子様、早く良くなりますように・・・。 |
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かおるん |
2006/02/05 12:30:12 |
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こんにちは。 またまとめて読んじゃいました~~
野川さん、今はまだどんな人かわからないけど 看護士という仕事に真剣に取り組んでるのが伝わります。 とっても責任感のある真面目な人だなぁと。。。
これから類とどう絡んでいくんだろう? ゆきっちさん、続き楽しみにしてま~~す♪ |
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ゆきっち |
2006/02/06 11:01:02 |
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~ラビさん あまり過度に期待してると、チャンチャンだったりして・・・ 笑って許してね。 |
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ゆきっち |
2006/02/06 11:02:21 |
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~えりちんさん 初めまして、妄想作家ことゆきっちでございます。 あくまで、私の頭の中の妄想なので、今後とも暖かく見守ってくださいね~。 よろしくお願いします。 |
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ゆきっち |
2006/02/06 11:04:19 |
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~teramamaさん 私の頭の中は実写版で妄想が展開されてますよ。 これが実写版になったあかつきには、演技指導で、ジェリーに手取り足取り・・・ いけないいけない、違う妄想が。。。 |
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ゆきっち |
2006/02/06 11:06:11 |
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~makiさん 初めまして、妄想作家ことゆきっちと申します。 素人の妄想ですので、暖かく見守ってやってくださいね。 これからもよろしくお願いします。 |
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ゆきっち |
2006/02/06 11:08:00 |
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~かおるんさん おはようございます。 野川は真面目ゆえにいろいろ苦労しちゃうってタイプかも・・・ これからの展開をお楽しみに・・・ |
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ゆきっち |
2006/02/06 11:23:12 |
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皆さん、おはようございます。 ここ広島は本日、雪に見舞われております。 え?降ってない?私のところだけ?そうです。私の家はお山の上、思いっきり雪が降っております。 そんな雪にもめげず、今日も執筆活動に頑張るぞ! 皆さんにご心配かけておりました娘の中耳炎も落ち着いたようで、今日もう一度お医者様に見ていただくことになっておりますが、あいにくのお天気でどうなることやら・・・ まあ、今は大人しくしてよっと。
それでは早速、 勝手に妄想小説 『 流星雨 花沢類篇 』No.12
★ 謎の女性の正体
テツの退院の日がせまってきた。 慎吾は体につながれた管の数は減ったが、ベットに起き上がることはできなかった。 類は大きなギブスも取れた足で松葉杖を使って、テツの病室に行ってみることにした。 テツは内科病棟の四人部屋にいた。 類が病室に行くと、テツはいなかった。 となりのベットの患者に聞いてみた。 類「テツヤサンハ?」 患者「テツさんなら、さっき出て行ったよ。あんたは?」 類「トモダチデス。」少し気恥ずかしい気はしたが、他に言いようがなかった。 患者「友達?友達か。テツさんも大変だよね。退院したらまたホームレス生活に逆戻りだもんな。ずーっと入院してたいのが本音だろうよ。」おじいさんは聞かれもしないのにぺらぺらとしゃべり続けた。 看護士「平沢さん、少しおしゃべりが過ぎますよ。」ニコニコした年季の入った看護士がやってきて、平沢という患者を軽くたしなめた。 患者「すいません。士長さん。」ばつが悪そうに患者は布団をかぶった。 看護士長「田中さんなら先生のところにいかれてますよ。何かご用ですか?」 類「イイエ。」類は看護士長に軽く会釈をすると病室から出て行った。
類は自分の病室に帰る途中、ふと中庭の方を見た。すると、そらに赤い風船がひとつ飛んでいくのが見えた。 類は妙に気になり、中庭に出てみた。 風船の持ち主だろう、一人の男の子が泣いていた。 泣いている男の子に一人の女性が近づき、ポケットから風船を出して・・・ この光景はあの時と似ている。 女性の笑顔・・・あの時の女性 |
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ゆきっち |
2006/02/06 11:24:29 |
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切れちゃいました。続きです。
女性の笑顔・・・あの時の女性と同じ笑顔・・・ 類はそっとその女性に近づいた。
類「あなただったんですね。」類は中国語で話し掛けた。 女性「何のことですか?」その女性は中国語で答えた。 類「僕が怪我をしたとき、救急車を呼んでくれたのはあなたでしょ?」 女性「さあ、私にはなんのことだか・・・」 類「とぼけないでください。」 女性「・・・」 類「あなたがいつもむすっとしているから、今まで気がつきませんでした。笑った顔を見てやっと分かりましたよ。」 女性「もう我慢できない。」その看護士はくすくすと笑い始めた。 類「いきなり笑うなんて失礼ですよ。」 女性「だってあんなところであんな派手に転ぶ人なんて初めてだったから・・・」 その女性は笑いをこらえながら言った。皆さん、もうお気づきのことでしょう。 類「野川さんでも笑うんですね。」 類を散々悩ませた女性はすぐ近くにいた。 野川を見たとき、どこかで会ったような気がしたのは、あの時の女性だったからだと類は初めて気がついた。 看護士の制服姿しか見たことがなかったことや、あまりにも違う印象だったことで、今の今まで気がつかなかったのである。 野川「失礼しました。笑ったりして。」 類「どうして初めて会った時、言ってくれなかったんですか?」 野川「ぜんぜん気付いていらっしゃらなかったので、わたしから言うのもおかしいかなと思って・・・」まだくすくすと笑いながら野川は言った。 類「小児科の看護士さんだから風船を?」 野川「はい。子どもって風船が好きなんですよ。どんなに泣いてても風船を見たらすぐ笑顔になるから。」野川の顔は、あの土手で出会ったときの優しい表情だった。 類「どうしてその笑顔を隠してるんですか?」 野川は類にそう言われると急に顔をこわばらせ、いつもの冷たい表情に戻ってしまった。 類「野川さん・・・」 野川「仕事がありますから失礼します。」 野川は足早に病棟に戻っていった。 類は急にかわった野川の態度に驚いてしまった。
看護士長「野川さんの笑った顔、久しぶりに見たわ。」 類ははっとして声をし |
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ゆきっち |
2006/02/06 11:26:41 |
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またまた切れちゃいました。続きです。
類ははっとして声がした方に振り向くと、そこにはさっき会った看護士長が立っていた。 類「・・・」 看護士長「びっくりさせてしまったかしら。私、内科の看護士長の森本と申します。野川とはお知り合いですか?」 類は何と言っていいか言葉に困った。 看護士長「突然ごめんなさいね。野川があんな風に笑うところを久しぶりに見たものだから・・・」看護士長は何かを思い出すように遠くを見ながら言った。 類「ノガワサンノコト、ヨクシッテルノデスカ?」 看護士長「以前内科にいたことがあったから・・・あの頃は明るくてとてもよく笑う子だったのに・・・」 類「ナニカアッタノデスカ?」 看護士長「私も患者さんのこと怒れないわね。おしゃべりはこのくらいにしておきましょ。」 看護士長は類の質問には答えず、微笑んだまま他の患者さんの所へ行ってしまった。 野川といい、看護士長といい、何か隠しているようで、類は後味の悪さを覚えた。 次の日、テツは何も言わず、逃げるようにひとり病院を去っていった。
つづく |
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ゆきっち |
2006/02/06 11:32:56 |
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今日もやってまいりました。「流星3」のお時間です。
それでは早速、勝手に妄想『流星花園3』はじまりはじまり~
★★ 新たな陰謀 ★★
病室では、明かりもつけず、司は頭を抱えたままだった。 頭に中では、さっきから同じことばかり考えていた。
司「あと一週間で店を閉めろって、どういうことだ!!」 エルサ「おばーちゃん、どういうことなの?」 虹に会えるということで、エルサも司についてきていた。 虹「それが彼女の息子さんの事業が立ち行かなくなって、不渡りをだしそうなの、一週間後に支払いをしなくちゃいけないんだけど、この店がどうやら抵当にはいってるみたいなの。」 大家(虹の友達)「ごめんなさいね、ゆくゆくはあなたに任せるつもりだったんだけど、こんなことになって・・・」 司「俺たちに店を出て行けと・・・」 大家「息子を見捨てるわけにはいかないんだよ、許しておくれ。」 司「しかたありません。俺たちの店じゃないんですから・・・」 大家「本当にすまないね・・・」大家さんはそう言って泣き出してしまった。 帰り道、エルサは司になんて声をかけていいか分からなかった。
司「なあ、牧野、俺どうしたらいいんだ。」薄暗い病室で司は言った。 しかし、返事が返ってくることはなかった・・・
エルサは、家に帰るとサクにさっきの話を聞かせた。 サク「どうせ、あの頭でか道明寺婦人の仕業だな。」 エルサ「私もそう思うんだけど、司は何も言わなかった。それに、私も何も言ってあげられなかった・・・」 サク「エルサ・・・」 エルサ「サク、私、どうしたらいい?司に何をしてあげられるかな?」 エルサはサクのひざに頭をもたげて、つぶやいた。 サク「きっとエルサにしかしてやれないことがあるさ。」 エルサ「わたしにしかできないこと・・・」 エルサはそういって目を閉じた。
次の日の朝、重い足取りで司が家から出てきた。 司「おい、おまえらどうした?こんな朝早くに。」 そこには、類・西門・美作が立っていた。 類「そうじろうから司が元気がないって聞いて、何かあったの |
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ゆきっち |
2006/02/06 11:33:32 |
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類「そうじろうから司が元気がないって聞いて、何かあったのか?」 司「何でもない・・・」 美作「司、水臭いぞ。F4に隠し事はNGだ。」 司「あきら・・・」 西門「そうだ、あきらめて、言っちまえ。」 司は昨日の出来事をみんなに話した。 美作「そうか、そんなことがあったのか・・・」 類「おば様のやったことか・・・」 司「たぶん、そうだろう・・・」 西門「おば様には何か言ったのか?」 司「いや、何も・・・」 美作「どうして?」 司「俺がここでお袋に何か言ったら、ばばのおもうつぼだ。」 類「でも、このまま黙っていたら、店はどうなるか分かるだろ?」 司「もちろん分かってる。でも、店はどうでもいいんだ。」 西門「司!!」 司「誤解するな。俺が言いたいのは、店がなくなっても牧野さえいればなんだってできる。店だってまた始められるさ。でも、ここでお袋の挑発に乗れば、また何されるかわからない。」 美作「だから黙ってるって言うのか!」 司「・・・」 西門「司がそう言うんなら、俺たちには何もいう権利はないさ。」 類「司の言う通りかもしれない。おば様のことだ、たとえ抗議しても いうことを聴くような人じゃない。無言の抗議の方が利くかもしれない。」 美作「たとえ一週間でも、牧野が目を覚ましたときに自慢できるように頑張るしかないな。」 司「ああ。」 類・西門・美作がそれぞれ司の肩をたたいた。
★★ 自由の翼 ★★
そのころ、道明寺家に楓をたずねた者がいた。 楓「まあ、お久しぶりですわ。エルサ皇女さま。」 エルサ「お久しぶりです。おば様。」 楓「今日は何の御用かしら?」 エルサ「司のことで話があります。」 楓「いったいどんなお話かしら?」 エルサ「司から店を取り上げないでください。」 楓「何のお話かしら?」 エルサ「とぼけないでください!!おば様の差し金なんでしょ?」 楓「・・・」楓は肯定も否定もしなかった。 エルサ「司は今、大空に飛び立とうとしてるんです。その司から、翼を取らないで!」 楓「私には何のことだか分からないわ。」 エルサ「私もかつてかごの中の |
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ゆきっち |
2006/02/06 11:35:48 |
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エルサ「私もかつてかごの中の鳥のようなものでした。でも、今は違います。父は私が大空に飛び立つことに賛成してくれました。私は病気が治ったとはいえ、またいつ再発するか分からない、そんな私を父は自由にしてくれました。おば様もどうか司を自由にしてあげて!!」 楓「力のない小国と、道明寺家をいっしょにしないでちょうだい!!あの子はこの道明寺家を継ぐものですよ!!」 エルサ「おば様!!どうか分かってください。司をこのままここに縛り付けておけば死んでしまいます。おば様も司を愛しているのなら、どうかお願いします。」 楓「・・・、もうお話は済んだわ、お客様がお帰りだから、ご案内して。」 楓は召使に言った。 エルサ「おば様、一度司が働いているところをご覧になってください。きっとおば様も私の言っていることがお分かりになると思います。」 そう言って、エルサは道明寺家を後にした。
楓の頭の中は、さっきのエルサの言葉でいっぱいだった。 <回想シーン> エルサ「司の翼を取らないで・・・ 司を愛してるのなら、自由にしてあげて・・・ ここに縛り付けていたら死んでしまう・・・」 楓は、エルサの言葉を振り払いたいかのように、頭を左右に振った。 執事「奥様、大丈夫でございますか?」 楓「ええ、大丈夫よ。東谷を呼んでちょうだい。」 執事「はい、かしこまりました。」 ほどなくして、秘書の東谷が入ってきた。 東谷「ご用でございますか?」 楓「今日、どこか時間が作れるところはあるかしら?」 東谷「今日はちょっとお時間はとれません。」 楓「明日は?」 東谷「明日、明後日は、日本に建設中の新しいホテルの視察の予定になっております。お時間が取れるとすれば、明々後日の午後からならなんとか・・・」 楓「じゃあ、明々後日の午後の予定は入れないでちょうだい。」 東谷「はい。かしこまりました。」 楓はもう一度エルサの言葉を思い出した。 「一度司が働いているところをご覧になってください・・・」
★★ 切ない音色 ★★
その日の午後、類が病院にやってきた。 類「タマさん、こんにちは。」 タマ「花沢のお坊ちゃま。」 類「いいかげ |
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