『勝手に妄想小説』じゃけん★
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ゆきっち 2006/01/17 11:43:15
祝初スレでございます。
初めての方、そうでない方、こんにちは~。
広島在住のゆきっちと申します。
ここでは、勝手にF4が出たドラマの続編を熱く語るスレッドにしようと思っております。
なので、あんなこともこんなことも、勝手に妄想しちゃってくださいね。
ちなみに私は広島支部では、妄想作家を名乗っております。
皆さん、よろしくお願いしま~す。
ゆきっち 2006/01/17 11:47:49
早速ではございますが、本日から勝手に妄想小説執筆したいと思います。
感想など、書き込んでいただければうれしゅうございま~す。

勝手に妄想劇場 『 流星雨 花沢類篇 』

★ プロローグ

『 彼は、私をおいて逝ってしまった・・・ 』

バルセロナの空が夕焼けに真っ赤に染まり始めた。
高台に立つ教会から見るその光景は、類の不安な気持ちを少し和らげてくれた。
ここは、司とつくしが結婚式を挙げた教会である。
類「へたくそな字だな。」
ベンチに書かれた『司&つくし』の文字を触って、類はふっと笑った。
背後に人の気配を感じ、類はさっと振り返った。

-「そんながっかりしないで。待ち人はまだ?」
類「静?どうしてここに?」
静「あきらに聞いたの。さっきはゆっくり話せなかったから、パリに戻る前にもう一度話がしたくって。」
類「そう。」類はそう言って、再び真っ赤に染まりゆく風景に目をやった。
静「綺麗な夕焼けね。」静も夕焼けをみて言った。
類「ああ、こんな綺麗な色がこの世にあったんだな。」
二人はしばらくの間、沈む夕日を眺めていた。

静「ステキなお式だったわね。」ベンチに腰を掛け、二人は話し始めた。
類「ステキ?ステキだったかはよく分からないけど、司と牧野らしい式だったな。」
静「そうね。」静は式のことを思い出して、微笑んだ。
類「今ごろ、二人で幸せをかみしめてるよ。」
類は優しい表情で、にっこり笑った。
静「つくしちゃんのこと、吹っ切れたみたいね。」
類のそんな顔を見て、静は言った。
類「おかげさまでね。」
静「類・・・類に話しておかなきゃいけないことが・・・」
類「婚約したんだろ。」
静「どうして?知ってたの?」驚いた顔で、静は言った。
類「バルセロナに立つ前、偶然、おば様にあったんだ。」
静「お母様に?」
類「突然で驚いたって。あの子にはいつもびっくりさせられるわって嘆いてらっしゃったよ。」
静「・・・」
類「おじ様はかんかんに怒ってるって言ってたよ。」
静「私にまだ藤堂を告がせようと思ってたみたい。二度目の勘当
ゆきっち 2006/01/17 11:48:57
切れちゃいました。続きです。

静「私にまだ藤堂を告がせようと思ってたみたい。二度目の勘当を言い渡されちゃった。」静は明るく言った。
類「静は幸せなんだろ?」
静「ええ。とっても幸せよ。たとえお父様たちに許してもらえなくてもあの人に着いていこうと思ってる。」
類「静が幸せなら、いつかおじ様もおば様も分かってくださるよ。」
静「ありがとう。類。・・・彼ね、同じ弁護士事務所で働いてるの。最初は私のすることにことわるごとに文句を言うから大嫌いだったの。けんかもずいぶんしたわ。でも、それが私を思ってのことだと分かって、だんだん惹かれていった。彼とならいっしょに成長していけるんじゃないかなと思って、私からプロポーズしたの。」
類「いっしょに成長か・・・静らしいよ。・・・幸せなんだね。」
静「類は?今、幸せ?」
類「どうかな・・・」
静「ずいぶん曖昧な言い方ね。」
類「幸せを待ってるところかな。」
静「待ち合わせの相手って女の子?」
類「まあね。」
静「付き合ってるの?」
類「いや、僕の片思いさ・・・」
静「類の好きになる人だからステキな人なんでしょうね。」
類「ああ。」
静「ごちそうさま。」
類「まだ、きてくれるかどうかは分からないけどね。」
静「着てくれるといいわね。」
類「ありがとう。」
静「類の好きになった人がどんな人か気になるけど、誤解されちゃいけないから私は退散するわ。」そう言って、静は腰を上げた。
静「こんなところに司とつくしちゃんの名前が・・・」
類「このベンチに名前を書いた二人は幸せになれるって。」
静「そうなの!私も司とつくしちゃんにあやかって名前を書こう!」
静はそう言って、ベンチに名前を書いた。
そんな静の姿を見て、類はなんだかあったかい気持ちになった。
類「静。幸せになれよ。」
静「類も司たちに負けないくらい幸せになるのよ。」
そう言って、静は類のもとから去っていった。
バルセロナの町に、ひとつまたひとつと灯りがともり始めた。
類は空を見上げて、今までのことを思いかえした。

つづく
だまちゃん 2006/01/17 12:33:30
広島のだまちゃんです。

早速、読みに来ちゃいました~。
またゆきっちさんのお話が読めるなんて感激です!
花沢類篇もまた最初からいい感じですね~。
応援してますのでがんばってくださいね!
kako 2006/01/17 12:41:27
広島でもお世話になってますkakoです!!((o _ _))oペコ
スレ開設おめでとうございます♪(´∀`(・∀・(≧∀≦*)オーメー♪
Ⅲを読み終わって以降この日をずーーーーーっとまってました!!
一人パソ前でキャーヾ(≧∇≦*)〃ヾ(*≧∇≦)〃キャー 舞上がってしまいました。。
これからも頑張ってくださいね!!楽しみにしてます♪

類の待ち人が気になります。。。今夜は眠れそうにありません(笑)
かりん 2006/01/17 14:52:33
おぉ~! 3番手ゲット(笑)
「祝☆新スレ」(^∀^)ノ ←シゴト場からなので、たいした顔文字が出ない(沈)

類篇は類と静の物語なのねん。フムフム。
ゆきチャン、がんばってね~☆
のりこ 2006/01/17 15:07:58
ゆきっちさん 初めまして?ではないとおもいますが・・・
時々広島スレにお邪魔している東京ののりこです。
流星Ⅲは残念ながら読む機会を得ませんでしたがうわさはチラホラと。
今度の類編 楽しみに読ませていただきますね。

4番手ゲット←かりんちゃん やっぱり4じゃない!!!
かおるん 2006/01/17 15:19:28
ゆきっちさん、こんにちは♪
北陸(新潟)のかおるんです。。。

Ⅲの時から「勝手に」お世話になってました~。笑
また、ゆきっちさんの妄想小説を読める日が来るなんて感激です!!!
また毎日の楽しみができた!
Ⅲの時は1回くらいしか感想書いてなかったような・・・?
すみません。今度はちゃんと書きますね~~

今回は類編ですね。ううーん、早くも続きが気になるぅ~~笑
べべ 2006/01/17 17:16:49
はじめまして~☆べべです。。。
実は、Ⅲのころから密かにファンでした(^▽^)
ゆきっちさんのスレを見つけたとたん飛び込んでしまいました!!
まってました類編!!!今後がとても楽しみです☆
頑張ってくださいネ!!
ひよこ 2006/01/17 18:18:37
ゆきっちさん、お久しぶりです・・・・・!!
川崎のひよこです~~
流星Ⅲはまっていたのに最近コメ入れず・・フェイド・アウトしてました・・対不起。。。
がしかし、前にリクエストした「流星雨・花沢類編」の執筆、真的真的、嬉しいです!!!
また、お邪魔させてくださいね!!

初めましてのみなさん、かりんちゃん、のりこさん
どうぞよろしくお願いします。
ジョジョニ 2006/01/17 21:18:39
ゆきっちさん

こんばんはー☆岡山のジョジョニです。
PC開いて見つけちゃいましたよー。待ちに待った、新スレ!おめでとう。いよいよ活動開始ですね。ばんざ~い☆それも、花澤類編 毎日の楽しみができました。がんばってね~☆

はじめましての皆様、これからもよろしくです!
Rabbit 2006/01/17 21:21:02
ゆきっち!!
出かけてたら、いつのまに!!!!!!
やっと始動開始ですね!!頑張ってね!!

類編!!!いい感じよ~~~!!!
又楽しみが、増えたわ~!!(^^)
ユウキ 2006/01/17 22:32:01
(メッセージは削除されました)
ユウキ 2006/01/17 22:33:42
こんばんは~ 広島から来ましたユウキです。
Ⅲはまだ読み終えてないんですが(かな~りゆっくり読書中)
流星雨には類篇無かったし、待ってましたーーーー!
続き楽しみにしてま~す(≧▽≦)/
ちいな 2006/01/17 23:07:25
広島のちいなです。m(__)m ペコリ
♪♪スレ開設おめでとうございます♪♪
オフ会の次の日、Ⅲを一気に読破してしまい、今頃もったいなく思ってた矢先の新スレ!
今後の展開にわくわく★O(^O^)O★しております。
これからも頑張ってください!!応援してMARS!

それから~あのぉ。。。お願いが。。。
次回オフ会に本を持っていくのでにサインお願いします (o'.'o)
よっしー  2006/01/17 23:59:50
わ~~~~!!!!!出遅れた!!!
ゆきっち~~~~♪
新スレ開設おめでと~~~~♪

出だし怪鳥だね!クエー!!!クエーーー!!!!
毎日の楽しみが増えた湾♪

なにげにたくさんのかくれファンの方もお祝いに駆けつけてくださって
うれしいね~~~~♪

そうそう、只今、安芸班が預かっている「流星Ⅲ」のレンタル用製本

読者のみなさんにも貸し出しできたらいいね~。
いの 2006/01/18 00:54:07
みなさん、こんばんは☆

ゆきっちさん、待ってましたよん。
やっぱり類編なのね。感激~♪
毎日(?土日はお休み?)の楽しみにさせてもらいますね。

はじめましてのみなさま
広島の阿旭迷のいのと申します。
よろしくお願いします。
ビビアン 2006/01/18 03:09:04
***ゆきっちさん***
新スレおめでとうございます・・・
やはり期待は、してましたよ(笑)
絶対類編してほしかった。。。
でも。。見つけたときはビックリしました(正直;)
これから忙しくなりますね・・・・
ゆきっち 2006/01/18 10:03:25
だまちゃん・kakoさん・かりんちゃん・のりこさん・かおるんさん・ひよこさん・ジョジョニさん・ラビさん・ユウキさん・ちいなさん・よっしー隊長・いのさん・ビビアンさん

早速読んでくださって、どうもありがとうございます!!!
毎日更新はちょっと難しいかもしれませんが、頑張りますので、今後ともよろしくお願いします。

べべさん
初めまして。
隠れ読者を見つけてうれしい限りでございます。
これからもよろしくお願いします。
ゆきっち 2006/01/18 10:56:12
ちょこっとではありますが、本日分更新いたします。

勝手に妄想小説 『流星雨 花沢類篇』NO.2

★ なぞの女性

類はつくしが長い眠りから目覚めたのを見届けてから、誰にも告げずに日本に戻った。
しばらく日本を留守にしていたので、ずいぶんと仕事がたまってしまった。
来る日も来る日も書類の処理におわれ、類は少し疲れていた。
今日は某ホテルで取引先との会食があるので類は11時過ぎに部長室を出た。
その日にかぎって、車が急に故障、類はタクシーでホテルに向かうことになった。
ずいぶん流暢になった日本語でタクシーの運転手に行き先を告げると、類は眠るわけではないが目をつぶった。タクシーは静かに発進した。
車の故障といい突然の不運は重なるもので、いつも通る道が工事中、迂回を余儀なくされた。
ここで司だったら、タクシー運転手に文句のひとつも言うところだろうが、元来あまりせかせかすることを好まない類のこと、そんな時間のロスもしかたないと焦る事もなかった。
タクシーは迂回路の土手沿いの道を急いだ。
類は閉じていた目を開け、何の気なしに流れては消えていく車から見える風景を眺めていた。
タクシーが赤信号で止まった。
類は土手を散歩している人や野球をしている少年達をボーと見ていた。
のどかな風景にこの何日間の忙しさも忘れてしまった。
類はタクシーの運転手に止まるように頼むと、車を降りた。
自分が約束の場所に向かっているのにもかかわらず、類は土手に下りて行った。
一人の子どもが類の前で見事に転んだ。
泣き叫ぶ子どもを目の前に類はどうしていいか分からずにいると、一人の女性が近づいてきた。
その女性は泣き叫ぶ子どもを起こすと、にっこり笑い、バックからなぜか風船を取り出すとそれを膨らませて、その子どもに渡した。
子どもは泣いていたことなど忘れたようににっこり笑うと、またその女性もにっこり笑った。
類はふと思った。この笑顔、どこかで見たことがある。
子どもは走ってまたどこかに行ってしまった。
女性は類に軽く会釈をして歩いていってしまった。
類はどこでこの笑顔を見たのか気になり、女性が会釈したのも気付かなかった。
女性
ゆきっち 2006/01/18 10:57:29
切れちゃいました。続きです。

類はどこでこの笑顔を見たのか気になり、女性が会釈したのも気付かなかった。
女性が土手を登り始めた時、やっと類は思い出した。
そうだ、あの笑顔、牧野の笑顔に似ている・・・
類はなぜかその女性に声を掛けなければいけないような気がして、土手を登り始めたその女性を追いかけようとした。
仕事の途中だった類はもちろんスーツ姿、靴も革靴、草の上を急に走ろうとして、バランスを崩し、今度は類がみごとに転んでしまった。
その日の類の運勢はきっと最悪、転んだところが悪かったのか、いつもならスマートに立ち上がるところ、頭を打ったのか意識がもうろうとしてきた。
薄れゆく意識の中で、その女性が心配そうに近づいてくるのが見えた。

つづく
Rabbit 2006/01/18 11:01:09
(メッセージは削除されました)
Rabbit 2006/01/18 11:04:43
ゆきっち~~!!
おはよ~~!!
きゃ~~~!!この女性はいったい誰~????
どんな人???気になる~~~~木!!????
momota 2006/01/18 12:47:01
ゆきっちさん

新スレ開設おめでとう(^_^)/
楽しみにしてた☆花澤類篇☆
毎日が楽しみになるわ(*^_^*)
応援してるよん!!

はじめてのみなさん
広島のmomotaです。
よろしくお願いしま~す♪
うーぽ 2006/01/18 13:10:56
ゆきっちさん
昨日もここにお邪魔したのに時間がなくてコメ残してなかった湾!!!!!
んんんんーーーーーー2日目にしてチョーーーー気になる展開ぃ~
早く続きが読み台湾よ~~~ん(*^。^*)
しかぁ~し 無理しないで書き続けてね~ん

はじめましての方。。。
広島のヴァネ迷のうーぽです。
ゆきっちさんの妄想小説(笑)を一緒に楽しんで盛り上げていきましょ~ね(^_^)
teramama 2006/01/18 14:16:12
まってました、ゆきっちさん。
Ⅲが終わり寂しかった我です。
うれしいよ~

皆さんもよろしくね。北陸のteramamaです。
べべ 2006/01/18 22:47:36
こんばんわ☆きちゃいました(*^◇^*)
「なぞの女」かなり気になります!!!これから類とどうなるのか・・・ドキドキする~★もうゆきっちさん書き方がプロですよ!!今後の展開がほんとに気になってしょうがないです。

私の生活の一つの楽しみです(^u^)
無理せずに頑張ってくださいネ★
ひさりん 2006/01/18 23:23:47
 ゆきっちさん はじめまして・・・
  こんなこと お聞きして 失礼があったらお許しを・・

  私はゆきっちさんの ファンのひとりです。

  以前 どこかで ゆきっちさんを お見かけしました。
  でも・・どこだったのか 機械オンチな私は
  二度と会えず 諦めていました。
  ここで お会いできて うれしいです。

  どこに行けば 以前のゆきっちさんに あえるのでしょうか
パペパン 2006/01/18 23:33:21
ゆきっちさん。
見つけたよ~~。
早速楽しみました。やっぱりうまいね。もう引き込まれてます。
これからも楽しみにしています。よろしく!!
よっしー  2006/01/19 01:47:35
ゆきっち~~~!!
流星雨がBGMに流れとるよ~~~~♪
ステキ~~~!!類~~~!!きゃ~~~!!
ゆきっち 2006/01/19 09:41:17
~ラビさん
おはようございます。
なぞの女性はなぞだからおもしろいんじゃないんですか。
これからおいおい絡んでいくからお楽しみに。

~momoたん
おはようございます。
どうもどうもありがとうございます。
ぼちぼち頑張りますので、これからもよろチクビ~。
ゆきっち 2006/01/19 09:42:42
~うーぽんぽん
ありがとうございます。
体壊さない程度に頑張りますって、本業は主婦ですから大丈夫っす。
ゆきっち 2006/01/19 09:45:14
~teramamaさん
探してきてくださったんですね~。
あっちでは新スレのこと書き子してなかったのにありがとうございます。
こちらではもう妄想小説中心に頑張ります。
これからもよろしくお願いします。

広島支部の方まで覗いてくださって、重ね重ねありがとうございます。
ゆきっち 2006/01/19 09:46:46
~べべさん
生活の一部だなんて、なんてありがたいお言葉でしょう。
私も妄想小説が生活の一部になっております。というかもう病気かも・・・
これからの展開もお楽しみに。。。
ゆきっち 2006/01/19 09:50:15
~ひさりんさん
初めまして。広島在住のゆきっちと申します。
ファンだなんていってくださって、うれしい限りでございます。
以前というのは妄想「流星3」のことでしょうか?
あれはF4.TVBBSの「阿旭を思いっきり~」というところで書きこしておりました。
今もそこで旭のことをいろいろみなさんとお話しております。
これからもよろしくお願いします。
ゆきっち 2006/01/19 09:52:17
~パペパンさん
見つけてくれたんですね~。
ありがとうございます。
今度はこちらで妄想小説の世界を広げていきたいと思いま~す。
またアドバイスお願いしますね。
ゆきっち 2006/01/19 09:54:09
~よっしー隊長
類っぽいですか?類っぽく感じてもらえたうれしいです。
どうしてもキャラが旭=司にいってしまうので・・・
これからも感想よろチクビ~~~。
ゆきっち 2006/01/19 09:55:52
本日の妄想小説『流星雨 花沢類篇』は作者?!野暮用のため、お休みさせていただきます。
申し訳ございませ~ん。
あんみつ 2006/01/19 18:19:50
デ・ォ・ク・レ・タ…!!!!

と自分を責めてるあんみつです。。。

ゆきっちさ~ん、開設オメデトございますーーー!!

あんみつは嬉しいです。また妄想小説が読めるなんてヽ(^。^)ノやった~
「謎の女性」気になりすね~。今までの登場人物で日本に居るとしたら…。あっ、一人居る(@_@。(笑)
しかも土手で野球とかっていう風景が日本っぽくてかなり親近感です。。。まるで類が本当に日本に居る感じ。

これからまた楽しみが増えました!
お忙しいとは思いますが頑張ってくださいね~!一スタッフとして応援してます(笑)
ゆきっち 2006/01/20 11:14:20
~あんみつさん
だ・大丈夫です。ぜんぜん出遅れてませんよ。
まだ2回しか書いてない・・・
楽しみにしていただいてうれしいです。
これからも無理をしない程度に頑張ります。
ゆきっち 2006/01/20 12:05:29
昨日は大変失礼致しました。
今日は無事なんとか更新することができそうです。
それでは、早速ですが・・・

勝手に妄想小説 『 流星雨 花沢類篇 』No.3

★ 病室にて・・・

類は病院のベッドで目を覚ました。
頭の怪我はたいしたことはなかったが、仕事の疲れがでたのか、目を覚まさず周りの者を心配させた。
類「ここは?」類は入ってきた看護婦に声をかけた。
看護士「はい?」
類「ココハ?」日本語でもう一度聞いた。
看護士「台湾の方でしたよね。日本語は大丈夫ですか?」
類「カンタンナカイワナラダイジョウブデス。」
看護士「お上手ですね。ここは病院です。昨日、こちらの病院に運ばれました。頭を打たれたようでしたので検査しましたが、異常はみられませんでした。ご気分など悪いことはないですか?」幾分ゆっくりめに看護士は言った。
類「ダイジョウブデス。」
看護士「そうですか。詳しいお話しはまたあとで担当医が説明にきますね。ちょっと血圧測らせてくださいね。」そう言って、類の腕に血圧計をつけ始めた。
類「ココ二ハコバレテキタトキ、オンナノヒト、イマセンデシタカ?」
看護士「いいえ。どなたもいらっしゃいませんでしたよ。こちらに運ばれていらしゃって少しして、会社の方ならいらっしゃいましたが・・・血圧も脈も正常ですよ。」
類「ソウデスカ、アリガトウゴザイマシタ。」
看護士「いいえ、用がありましたら、ナースコールを押してくださいね。」そう言って看護士はナースコールのボタンを類の頭の横に置いた。
類「ハイ。」類が起き上がろうとすると、左足に痛みが走った。
看護士「無理なさらないでください。左足を骨折してらっしゃるんですから。」
類はやっと自分が置かれている状況に気がついた。
左足は厚いギブスに覆われていた。
看護士「ベットのリクライニングのスイッチも置いておきますね。」笑顔で言うと看護士は病室を出て行った。
類は寝たままの状態で、病室の中をぐるりと見回した。
広い病室の中には、応接セット、冷蔵庫、トイレに、その横にもうひとつドアがあるのでおそらくシャワールームがあるのだろう。
怪我をしていなければ、そこが病
ゆきっち 2006/01/20 12:06:42
切れちゃいました。続きです。

怪我をしていなければ、そこが病室だとは分からないほど、病室らしからぬ部屋だった。
お父様のことだから、特別室を手配したのだろうと類は思った。
まあ類が四人部屋に寝かされていては、どうもさまにならないだろう。
天井を見つめて、類は考えていた。
- 僕、怪我したんだな~、仕事はどうするかな・・・
まあ、お父様が何とかするか -
類は決して責任感がないわけではない。
無理なことを必死でやるのはあまりこのましくないと思っているだけだった。
 - 最近、忙しかったから、ちょっと休むかな -
類がもう一度、眠りにつこうとしたそのとき、病室のドアがあいた。
類「阿川、どうした?そんな顔して。」入ってきたのは、類の日本での秘書をしている阿川だった。
阿川「どうしたじゃありませんよ。こんな大怪我されて・・・」今にも泣きそうな顔をして阿川が言った。
類「たいしたことないだろ。足が折れたくらい。」
阿川「部長~」
類「仕事のことはお父様に相談して、上手くやっといてくれ。」
阿川「はい、分かりました。」
類「阿川、おまえがここにきたとき、誰かいなかったか?」
阿川「いいえ・・・」
類はあの女性のことが気になっていた。薄れゆく意識の中で見た心配そうな顔が忘れられないでいた。
類「誰が会社に連絡を?」
阿川「待たせていたタクシーの運転手が連絡を。」
類「救急車もその男が?」
阿川「詳しい話はわかりませんが・・・それが何か?」
類「その運転手に連絡がしたい。調べてきてくれるか?」
阿川「はい、分かりました。」
阿川が病室を出て行って、類は目を閉じ考えた。
- どうしてあの女性のことがこんなに気になるんだろうか・・・ 運転手に聞いたところで何も分からないだろう・・・ -
考えているうちに類はいつのまにか眠ってしまった。

つづく
あい 2006/01/20 17:21:39
ゆきっちさん
新妄想開始おめでとうございます!
類編最初から読めるなんて嬉しいです。
日本にいる類いいいですね~
次が気になる~また来まスー
ゆきっち 2006/01/20 22:04:26
~あいさん
こんばんは~。
遊びにきてくれてありがとう。
ジェリーの出番はあんまりないけど、流星雨花沢類篇もよろしくね。
ひよこ 2006/01/20 22:50:34
ゆきっちさん こんばんは~
類編は、前にⅢで凧揚げを見ていて土手で転んだ?時のサイド・ストーリーですか??
あの時のシチュエーションが面白くて、1人で大爆笑したんです。  真的、類の姿が浮かんできます・・・・(^0^)/
とにかく、今後の展開が益々楽しみで~ス。
よっしー  2006/01/21 00:24:05
(メッセージは削除されました)
よっしー  2006/01/21 00:24:56
ほうほう、それで、「流星Ⅲ」で類が怪我して入院してたのネン♪
奥がふかいなぁ・・・・♪
う~ん、たのしみ~~~!!
うーぽ 2006/01/21 02:15:52
ゆきっちさぁ~~ん

すんごいねぇ~~頭の中でちゃんとⅢとつながってるんぢゃねぇ~
ほんま感動ぉ~~~~~~!!!!!
そんでもって ますます気になる謎のおんな。。。。
あらいぐま 2006/01/21 19:05:55
こちらでは はじめまして です。
九州のあらいともうします。

ゆきっちさん Ⅲ の内容も すごいって思ってて、次回どんな
の書かれるんだろー?って思ってたら
流星雨 類 篇 なんてっ!!>▽<嬉しい(私はヴァネ迷ですが^^;)
しかも すごく 続きが読みたくなる構成で、ゆきっちさんの
才能を もっと 世間に広めちゃっても良いんでない~?って思いましたよ!!  女性も気になるし・・・。

こっそり隠れ妄想小説ファンでいよう。。(1人で楽しもう)と思ってましたが、ついコメしてしまいました。スンマセン
ひさりん 2006/01/22 00:19:06
 こんばんは
  皆さん 教えてください
  Ⅲを以前 よませてもらったのですが
  全部 読ませていただいてないような気がして
  見つけてるのですが 見つかりません
  どこを 見たらみつかります?
Rabbit 2006/01/22 22:00:51
(メッセージは削除されました)
Rabbit 2006/01/22 22:32:31
ひさりんさん
まじめまして!!
広島のRabbitといいます。よろしくね!!

横スレでごめんなさい!!

ゆきっちさんの流星Ⅲは、「阿旭を思いっきり~」の所です。
探してみてくださいね(^^)
ひさりん 2006/01/23 20:37:22
Rabbitさん
  m( __)m ありがとうございました。

  みつかりました。今、読ませていただいてる途中です。
  涙が ウルウルとでできてしまいました。
  最初の方は スレだと思って 見てなかったみたいです。

  ゆっくり読んでいて 次にいこうとすると
  また アドレスとPW入れる画面になって・・
  どこまで読んだか 探して・・と 苦労してます。
  今から もう一度行ってきます。

  その前に お礼がいいたくて・・有難う(^^)v
ゆきっち 2006/01/23 22:31:11
皆さん、こんばんは~。
本日は朝からお姉ちゃんの参観日&歯医者と、ゆっくりPC覗く時間がありませんでした。
ご存知の方もおありでしょうが、私妄想作家はだんな様のいる土日はお休みさせていただいております。
ゆえに月曜日は妄想の日と決めておりますのに今日はさすがに時間がありませんでした。
だんな様、今日はお出かけですので、今から睡魔と闘いながら執筆活動したいと思います。
更新できればいいのですが・・・
ゆきっち 2006/01/23 22:33:32
妄想3の続きだとわかっていただいた皆様、ありがとうございます。
なるべく話しをつなげてと思っているのですが、流星3を書いたのがちゃこっと前なので時間経過がはちゃめちゃになっておいります。
ちょっとつじつまが合わないところもありますが、妄想素人作家のすることですので、笑って許してくださいね~。
ゆきっち 2006/01/23 22:34:30
~ラビさん
私のかわりにお返事書いてくれてありがとうございました。
土日はやっぱりなかなかこれなくて。。。
ゆきっち 2006/01/23 22:38:01
~ひさりんさん
ずいぶん遡って読んでくださったんですか?
分かりにくかったんじゃないでしょうか。。。

そこで皆さんにお尋ねいたします。
ちょこっとづつ流星3を流星雨と同様、更新していこうかなと思うのですが、どうでしょうか?
紛らわしくなるかな?と心配しているのですが。。。
どうでしょうか?皆さんのご意見聞かせてください。
Rabbit 2006/01/23 23:15:08
ひさりんさん
見つかって良かったですね!!
ゆきっちさんの流星には、多くの隠れ迷がいるからね~!!

ゆきっち
色々忙しいよね!!
ま~慌てなくても、大丈夫だから、無理しないように書きんさい!!
ありゃりゃ!!もろに広島弁が出てしまったわ(^^”
ゆきっち 2006/01/23 23:36:25
おお、ラビさんだ。ひとあし遅かったか・・・
暖かいお言葉、ありがとうございます。

本日分、ただ今書き終えたので、更新いたしま~す。

勝手に妄想小説『 流星雨 花沢類篇 』No.4

阿川から連絡を受けた類は、病室の電話で直接タクシー会社へ電話をかけた。
類の日本語が流暢になったとはいえ、電話での会話はなかなか相手に通じなかった。
事情を説明し、理解してもらうのにはずいぶんと時間がかかってしまった。
やっと類を乗せたタクシー運転手が電話口に出てきたのは、三十分後のことだった。
類は最初に礼を言ってから、女性のことを尋ねてみた。
運転手は女性のことをよく覚えていた。
類が意識を失った後、救急車をよんでくれたのはその女性だったこと、類の脈をとり、救急隊員に怪我の状況などをてきぱきと伝えていたことを話してくれた。
しかし、類が救急車で運ばれた後、その女性がどこへ行ったまではさすがに分からなかった。
類はもう一度丁寧に礼を言ってから、電話を切った。
- これで手がかりなしか・・・ 僕は何を期待していたんだ・・・
  僕はどうしてこんなに彼女のことが気になるんだろうか?
  牧野に似た笑顔を見たせい・・・ -
類はそこでふっと笑った。
 - 牧野のことはふっきったはずだ -
類「だったらなぜ二人に何も言わず逃げるように日本に戻ったんだ。何ヶ月も連絡をしないで・・・」類は口に出して言っていた。

類の入院生活は思った以上に長引いた。
入院してから三週間が過ぎようとした頃、やっと車椅子で外に行くことができるようになった。
いつしかあの女性のこともあまり気にならないようになっていた。
そんな類の日課は英徳でそうだったように屋上でのんびり空を眺めることだった。
その日も類は屋上に行くと、病院ということもあってか携帯電話をずいぶん見ていないことに気がついた。
類「まずい、みんなからメールがたくさんきてる。」その中にはつくしからのものもあった。
メールの日付は類が入院した直後になっていた。
類「みんなに言っとかないとまずいかな・・・」
類はそうつぶやくと、つくしにメールを送
ゆきっち 2006/01/23 23:37:21
切れちゃいました。続きです。

類はそうつぶやくと、つくしにメールを送った。
『 かたつむりは怪我をした 』
これを受取ったつくしと司のびっくりした顔が目に浮かぶようで類は笑いをこらえるので必死だった。
しばらくして類はつくしの携帯に電話をかけた。
つくし「もしもし・・・」
類「牧野、元気?」
つくし「花沢類? 元気じゃないわよ。変なメール送ってきて。心配するじゃない。大丈夫なの?」
類「メール見たんだ。びっくりした?」再び笑いをこらえて類が言った。
つくし「びっくりしたじゃないわよ。道明寺も心配してるよ。」
類「二人を驚かせようと思って。」類はこらえきれず、声を出して笑った。
つくし「ふざけないで!! 怪我の具合はどうなの?」
類「ごめんごめん。病院があんまり退屈で。怪我はたいしたことないよ。左足を骨折しただけ。」
つくし「骨折しただけって。平気な声で言わないでよ。なんで怪我したの?」
類「仕事先に向かう途中で車から凧揚げしてるのが見えたんだ。車を止めて見てたら、上ばっかり見てて、土手があるのに気付かなくって、滑り落ちたんだ。」
まさかつくしに似た笑顔の女性を追いかけようとして転んだとはいえず、とっさに類は言った。
つくし「花沢類・・・ 何やってんの。気をつけないと!!」
電話の向こうのつくしが呆れたように言った。
つくし「それでどれくらい入院してるの?」
類「三週間くらいかな。元気だから、みんなに心配するなって言っといて。」
入院生活がすでに三週間近くになっていることは隠して類は言った。
つくし「道明寺にかわろうか?」
類「いい。牧野にメール送ったことも、ふざけた事も怒られそうだから。」
つくし「日本じゃお見舞いにいけないけど、気をつけてね。また、いつでも電話して。じゃーね。」
類「バイ。」類はつくしが電話を切ったのを聞いてから、自分も電話を切った。
懐かしいつくしの声・・・しかし類の心に浮かんだのは土手であった女性の顔だった。
再び、類はなぞの女性の呪縛にかかってしまった。

つづく
Rabbit 2006/01/23 23:54:26
ゆきっち
すれ違いだったのね!!広スレで書くって書いてあったから、来て見たら、やはり~~(^^)


流星3のあのし~んね!!
ちゃんとつながってるよ!!謎の女の正体が判るのか楽しみだわ(^^)/
ゆきっち 2006/01/23 23:59:48
~ラビさん
謎の女性、引っ張りますよ(笑)
よっしー  2006/01/24 00:22:35
おおおお~!ほんまぢゃ、あのメールぢゃ~~!!

スゲーーースゲーーーー!!!!!
よっしー  2006/01/24 00:26:36
なるほど。。。同時更新か・・・。

それもいいかもしれんね~♪

製本の貸し出しもいいけど、住所なんかがわからんもんね・・。

リアルタイムで会えるわけでもないし。

同時更新参せ~い♪
あい 2006/01/24 09:41:10
類はつくしよりも,なぞの女性のがきになるのね~
ゆきっちさん楽しみにしてたよ~無理ないように
ぼちぼちいってね、同時更新だと、隠れファンの方
喜ぶね(私も)
流星Ⅲみた方がさらにおもしろいのか~フムフム
ひよこ 2006/01/24 18:24:32
みなさん こんばんは~

☆ゆきっちさん
凄い!凄いですよ!!ちゃんと、Ⅲからつながってますね・・・
やっぱり、「凧揚げ見て、転んだ」って言ってたシーンだったんですね~~。それにしても、謎の女性って誰なんでしょう???
つくしの笑顔に似てるって、まさか小Sが出るわけ無いですよね???(笑)
対不起~~くだらなかったですね・・・(苦笑)
ゆきっち 2006/01/25 10:01:58
おはようございます。
昨日は子どもがいないことをいいことに遊びほうけておりましたら、更新できませんでした。すみませ~ん。
今日はちゃんと更新いたしますよ~。
香港コンサにいけない分、この悔しさを執筆活動にぶつけてやる。。。

それでは早速・・・

勝手に妄想小説 『 流星雨 花沢類篇 』No.5

★ 屋上仲間?

翌日もまた類は朝から屋上にきていた。
今朝は寒い分、空は澄み切っていつもより綺麗に見えた。
-「おはよう~、兄ちゃん。あんたも毎日飽きないね~。」一人のおじいさんが声をかけてきた。
類「?」早口で、それも歯がないのか空気の抜けた話し方だったので、類には聞き取れなかった。
おじいさん「おはようって言ってんだ。兄ちゃん、しゃべれねーのか?」
類「オハヨウゴザイマス。」類はなんとかおはようという言葉が聞き取れたので一応答えた。
おじいさん「兄ちゃん、何人だ?」にっこり笑っておじいさんは言った。
失礼極まりない聞き方だったが、屈託のない笑顔が類の警戒心をといた。
類「タイワンジンデス。」
おじいさん「台湾か、そうかそうか、昔わしも行ったことがあるぞ。」嘘かほんとか分からない口ぶりで言った。
おじいさん「わしは鉄也、みんなはテツって呼んでる。兄ちゃんは?」
類「ボクハルイ。花沢類デス。」テツのペースにはまり、類は深く考えず名前を名乗っていた。
テツ「ルイかいい名前だな。よろしくな。」
類「ヨロシク。」
テツ「日本語は大丈夫か?」
類「ハイ。デモ、スコシ、ユックリハナシテクダサイ。」
テツ「良し、分かった。わしも毎日ここに来てるが、兄ちゃんも飽きずに良く来るな。」
類「ハイ、ビョウシツノナカヨリ、ココ、キモチイイデス。」
テツ「わしもだ。病院ってのは窮屈でかなわない。」そう言ってテツは笑った。
類「ソウデスネ。」類もつられて笑った。
テツ「もう一人仲間がいるんだ。もうすぐ来るよ。」
類「ナカマ?」
テツ「そう仲間。ほら来た。」テツが指差した方には車椅子に乗った少年がいた。
テツ「慎吾、おはよう。今日は寒いな。」
慎吾と呼ばれた少年は、類
ゆきっち 2006/01/25 10:03:08
切れちゃいました。続きです。

テツ「そう仲間。ほら来た。」テツが指差した方には車椅子に乗った少年がいた。
テツ「慎吾、おはよう。今日は寒いな。」
慎吾と呼ばれた少年は、類の姿を見つけると怪訝そうな顔をした。
その表情に気付いたテツが言った。
テツ「こいつか?さっき友達になったんだ。名前はハナザワルイ。こっちは慎吾。わしの友達だ。」
類「トモダチ?」
テツ「悪いか?こんなじいさんとこんなガキが友達だったらおかしいか?」
慎吾「ガキっていうな。僕は宮沢慎吾。」後半は類の方を向いて言った。
類「ヨロシク。」奇妙な三人の屋上仲間はこうして生まれた。

つづく
ゆきっち 2006/01/25 10:05:27
ちょこっと短かったので、今日はもう1話更新!

★ 姉と弟

屋上仲間の三人はその後もいろいろな話をした。
年齢はそれぞれ違うが妙に気が合った。
テツは嘘かほんとか分からない話をしては、類と慎吾を笑わせた。
慎吾は年齢は十歳だが、年の割には大人びていて、ときどき類とテツを驚かせた。
類はそんな二人の話をじっと聞いていた。
テツ「慎吾、今日、姉ちゃんは?」
慎吾「知らない・・・」
テツ「こいつには美人の姉ちゃんがいるんだ。毎日、かわいい弟のためにせっせと病院までやってくるんだ。」
慎吾「テツ、姉ちゃんの話しはするな。」
テツ「照れるな。いい姉ちゃんじゃないか。」
そのとき、屋上のドアが開いた。
-「慎吾、またここにいたのね。いつもすいま・・・」テツの横にいる類に気付いて慎吾の姉は黙ってしまった。
慎吾「姉ちゃん、何ぼーっとしてんの。このお兄さんがかっこいいから?」
-「何言ってんの、慎吾!すいません。変なこと言って。」
類「イイエ。」
-「慎吾の姉の宮沢泰子と言います。慎吾がお世話になって。」
類「コチラコソ。ボクトトモダチニナッテクレテカンシャシテイマス。」
類がそう言うと、泰子は少し顔を赤らめ微笑んだ。
慎吾「姉ちゃん、顔が赤いぞ。」
泰子「慎吾!検査の時間よ。さあ行きましょ。それじゃ、失礼します。」
泰子は顔を赤らめたまま、二人に礼をすると病室へと帰っていった。
慎吾と泰子の姿が見えなくなると、テツはゆっくり話し始めた。
テツ「慎吾の姉ちゃん、大学生って言ってたかな。毎日ああやって慎吾の面倒を見に来るんだ。いろいろ遊びたい盛りだろうに。」
類「シンゴハドコガワルイ?」
テツ「心臓がかなり悪いらしい。ずいぶん前から入院してるみたいだ。若いのにな。かわいそうに・・・ こんな老いぼれが永らえてるのに・・・」
類「・・・」類は寂しそうなテツの顔を見て、何も言えなかった。
テツ「兄ちゃんの怪我は?」
類「アト、サンシュウカン。」
テツ「そうか、わしと同じくらいだな・・・」テツの顔に暗い影が落ちた。
テツ「わしもそろそろ病室に戻るかな・・・」テ
ゆきっち 2006/01/25 10:06:44
ちょこっと切れちゃいました。続きです。

テツ「わしもそろそろ病室に戻るかな・・・」テツは始めてあったときの表情とはうって変わって、暗い表情で病室に帰っていった。
一人残された類はしばらくその場を動けなかった。

つづく
ゆきっち 2006/01/25 10:16:27
今日から 勝手に妄想『流星花園3』も同時進行で更新してまいります。
前と同じ調子で更新していくと、半年近くかかってしまいますので、ドドンと大目に更新していきますので、すでに読まれている方、すいませんがしばらくお付き合いくださいね。
BBSの方で読んでくださった方々、一部編集や物語の冒頭などは後から書き加えましたので、また読んでみて下さいね。

それでは早速、勝手に妄想『流星花園3』はじまりはじまり~

★★ プロローグ ★★

司とつくしがバルセロナで再び愛を誓い合ってから、二人は幸せな生活を送っていた。
つくしは、旅行会社で以前のように働き、司はサクが住んでいた部屋に住み、アルバイトをしながら生活していた。
司は、道明寺にいたころの生活から考えると百八十度違うが、そばにはつくしがいて、何より自由な生活に満足していた。
つくしも同様に仕事も順調で、けんかしながらも司がそばにいてくれることにうれしさを感じていた。
ときどき、楓のことを考えて、不安になることもあったが、とりあえず今は、目の前にある幸せを実感していたかった。

空は澄み渡り、雲ひとつない青空が広がる中、司とつくしは教会にきていた。
司「おせーよ。式、始まるぞ。」
つくし「何言ってんのよ。あんたが道間違えたんでしょ。」
司「おまえの意見はきいてねー。」
相変わらずの二人である。
滋「司、つくし、こっちこっち。」滋が遠くから叫んでいた。
司は、付添い人として式に出席すべく、先に協会に入っていった。
滋「何だか、どきどきしてきたね。」
つくし「うん。きっと綺麗だろうね。」
今日は、美作とシノの結婚式。司とつくしも出席することになり、教会に来ていた。
普通なら、つくしのような一般庶民は出席できないところだが、式だけということで、美作が両親を説得してくれたらしい。
そして、式はおごそかに始まった。

つくし「美作、うれしそうだったね。」式の帰り道、つくしが言った。
司「あー、そうだな。」司もうれしそうににっこりして言った。
つくし「シノさんも綺麗だったな~。」つくしはうっとりしながら言った。
司「おまえだったら、あ
ゆきっち 2006/01/25 10:17:27
司「おまえだったら、あーはいかないな。」
つくし「どうせ、私は背は低いし、ブスだし・・・」
司「そこまで言ってないだろ、うまこにも衣装できれいかもしれないぜ。」
つくし「まご馬子にも衣装でしょ。」
司「おまえの意見は聞いてない・・・ 俺はおまえが何着てても、かわいいけど・・・」
つくしは、あんまり司がストレートに言うので、照れて何も言えなかった。
司「何とか言えよ。そんなもの受取ったら俺たちも考えないとな。」
つくしの手にあるブーケを見て司が言った。
つくし「か・考えるって・・・」
司「おまえな~、分かってるだろ! 結婚~」
つくし「あー!」
司「急に大きな声出すなよ。ビックリするだろ。」
つくし「なんだかのど乾いちゃった、飲み物買ってくるね。」
司「牧野~!」

次の日、司とつくしは美作とシノの新婚旅行の見送りにいくことになっていた。
その朝早く、つくしの携帯が鳴った
つくし「もしもし、道明寺?何?こんな朝早く?」
司「見送りのとき、パスポートと旅行の準備して来い。」
つくし「なんで?」
司「いいから言うとおりしろ、いいな。」それだけ言うと司は電話を切ってしまった。
つくし「もー、いつも強引なんだから!」

美作「ありがと、司。牧野。」
シノ「ありがとうございます。」
司「気をつけて行ってこいよ。」
美作「あー。」
つくし「しっかりシノさんを守ってね。」
司「牧野、俺に対するいやみか。」
つくし「誰もそんなこと言ってないでしょ。」
司「だいたいおまえはな・・・」
美作「Stop!こんなときにけんかするなよ。まったくおまえらは仲がいいんだか悪いんだか。」
シノ「そろそろ時間よ。」
美作「分かった。いいか、けんかはほどほどにしろよ。」
司「あー、分かった。気をつけろよ。」そういって司は美作の肩をたたいた。

つくし「行っちゃたね。」
司「あー。俺たちもそろそろ行くぞ。」
つくし「行くって?」
司「パスポート持ってきただろうな。」
つくし「持ってきたけど・・・」
司「カ
ゆきっち 2006/01/25 10:18:04
司「カナダに行くぞ。」
つくし「カナダ!なんで!」
司「時間が無いから行くぞ。」
つくし「えー???」
頭の中が???のつくしをのせて飛行機はカナダへと飛び立った。
二人を乗せた飛行機は無事カナダに到着した。

★★ 懐かしい人々 ★★

司「連絡してあるから、迎えにきてるはずなんだけど・・・」
つくし「迎えにって・・・誰が?道明寺、いいかげん事情を説明してよ。」
司「あー、いたいた。ばーちゃん!」
つくし「ばーちゃん?」
そこには高会長と虹がいた。
虹「星!久しぶりだね、元気だったかい?」
司「あー!ばーちゃんは?」
虹「元気だよ。」
つくし「おじいちゃん、お久しぶりです。」
高「つくし、元気だったかい?あの時はいろいろありがとう。」
つくし「いいえ。私こそ、お見送りもしないでごめんなさい。」
虹「あんたがつくしだったのかい? しつこいケーキ屋さん。」
つくし「はい・・・」つくしはばつが悪そうに返事をした。
高「話はまたあとにして、二人とも疲れただろ。あっちに車を待たせてるから、さあ行こう。」
四人は高と虹の家に向かった。
車の中は、重い空気に包まれていた。虹の機嫌がみるからに悪かったからだ。
家に着くと虹はそのまま部屋にこもってしまった
高「すまないね。二人とも。へそをまげたら誰の言うことも聞かないから、しばらくほっておこう。」
夕方になっても虹は部屋から出てこなかった。
司「お腹すいたな。ばーちゃん呼んでくるよ。」
つくし「私も行く。」
トントン 司「ばーちゃん、そろそろ出てこいよ。ご飯、食べようぜ。」
虹「いらないよ。」
つくし「私、ちょっと散歩してきますから、先に食事してください。」
司「牧野・・・」
つくし「いいから。」そう小声で言ってつくしは出て行った。
司「いいかげん機嫌直してくれよ。」
虹「・・・」返事はなかった。
司「ばーちゃん!怒るぞ!」
ドアが静かに開いた。
司「ばーちゃん、入るぞ。」
虹「エルサと幸せになるって言ったじゃないか・・・」
司「電話で説明したろ。記憶が戻ったんだ。
ゆきっち 2006/01/25 10:18:55
虹「あんなに幸せそうだったじゃないか。」
司「記憶が戻った後、俺が愛してたのは牧野だった。」
虹「じゃー、エルサはどうなるんだい。」
司「牧野はエルサから俺をとったんじゃない。俺が牧野じゃなきゃだめだったんだ。牧野に出会う前、俺はずっと暗闇の中にいた。そこから連れ出してくれたのが牧野だった。そんな牧野を俺は忘れちまった・・・なのに牧野は記憶を無くし俺がエルサを愛してると分かっても、俺から離れず、俺の幸せを願ってくれた。つらい思いをさせた分、今度は俺が牧野を幸せにしてやりたいんだ。」
虹「エルサの幸せは?」
司「エルサと二人で旅に出て、二人で過ごしてるうちにお互い気づいたんだ。今見ている風景をいっしょに見たいのは自分たちじゃないって・・・だから、エルサとは今はいい友達だよ。」
虹「あんたは今は幸せなのかい?」
司「あー。幸せだよ。だから、ばーちゃんにも牧野を会わせたかったんだ。」
虹「分かったよ。つくしにも誤らないといけないね。」
司「ばーちゃん!」司は虹に抱きついた

高「やっと姫は機嫌が直ったかい?」
虹「もう・・・、このご馳走は?」
司「牧野が作ったんだ。ばーちゃん、今日は何の日か分かってるだろ?」
虹「今日は・・・?」
司「なんだよ、忘れちまったのか。今日はばーちゃんの誕生日だろ。」
虹「そうか。」
司「去年の誕生日、来年もお祝いしてやるって言ったろ。」
虹「覚えててくれたのかい。ありがとう・・・」
高「じゃー始めるとしようか。つくしを呼んでくるよ。」
虹「私が呼んでくるよ。」そう言って、虹は外に出て行った。

★★ 笑顔 ★★

つくしは、庭のベンチに腰掛け、星を眺めていた。
虹「つくし、大人気ないまねして、すまなかったね。」
つくし「いいえ、気にしてませんから。」
虹「星から話はきいてたけど、やっぱりエルサと星の事を知ってるから・・・」 つくしのことを受け入れられなくて・・・
つくし「いいんです。エルサはすごくいい子で大好きだから。」
虹「エルサのことを恨んでないのかい?うそとはいえ、婚約までしたんだ。」
つくし「恨む?そんなこと。だって、エルサがいたから、記憶をなく
ゆきっち 2006/01/25 10:19:49
虹「エルサのことを恨んでないのかい?うそとはいえ、婚約までしたんだ。」
つくし「恨む?そんなこと。だって、エルサがいたから、記憶をなくして一人ぼっちだったあいつが幸せでいられたんだもん、感謝しても恨むなんてこと。」
虹「あきらめようと思わなかったのかい?」
つくし「何度もあきらめようと思ったけど、そう思うたび、あきらめたくないっていうあいつの声がして・・・変ですよね、あいつは全部忘れてるのに・・・それに、いろんな人が私をはげましてくて、支えてくれた、その人達の為にも、あきらめたくなかった・・・」
虹「つくし・・・」
つくし「今まで、困ったことがあるといつもあいつが助けにきてくれました。(回想シーン:殴られるつくしを助けにくるシーン、順平に監禁されたつくしを助けにきたボコボコにされるシーン、バルセロナで迷子になったつくしを司が抱きしめるシーン)だから今度は私が助けよと思って。たとえ、記憶が戻らなくても、あいつの為ならなんだってしようって。私があいつのこと幸せにしてあげたかったから・・・」
星空を見上げながら、独り言のようにつくしは言った
虹「ごめんよ。あんたのこと何も知らないで、ひとりでへそまげて。」
つくし「でも、正直言うと、私を見て何にも思い出さないし、ひどいこと言うし、いっぱつぶん殴ってやろうかと思ったこともありました。」
そう言って、拳を固めてつくしは笑いながら言った
虹「何を言うんだい、この子は。」つくしにつられて虹も笑った。
つくし「笑った顔のほうがかわいいですよ。」
虹「つくし!さあ、もう中に入ろう、せっかくのご馳走が冷めちゃうよ。」
二人はは笑いながら、家に入っていった

司「遅いよ、二人とも。お腹すいちまったよ。」
高「さあ、バースデーパーティーの始まりだ!」
四人はは大いに飲んで、食べて、いろいろな話をした。
とても楽しく、おだやかな時間がやさしく流れていった。
虹「星、つくしが寝むちゃったよ。」
司「しょうがないな。」
高「気持ちよさそうに眠ってるじゃないか、そのまま、部屋に運んでやりなさい。」
司はつくしをやさしく抱き上げた。
虹「いい子だね、つくしは・・・」
司「だろ、ばーちゃんと気が強い
ゆきっち 2006/01/25 10:20:34
司「だろ、ばーちゃんと気が強いところとかそっくりだから、気が合うと思ったんだ。」
虹「こら!!いいから、つくしを早くつれておいき。」
司「はーい、おやすみなさい。」司も少し酔ってしまった。

部屋のベッドにつくしを寝かせた司の手をつくしが急につかんだ。
司「なんだ、起きてたのか。」
つくし「・・・」
司「おい、寝てんのか?」
つくし「・・・」
司「まったく、世話がやけるやつだな。」そう言ってつくしの手をほどこうとしたとき
つくし「・・道明寺・・もう・・どこにもいかないで・・・」
つくしが寝言を言った。
司「牧野・・・」司はつくしのほほをそっとなでて言った。
司「どこにもいかない。二度とおまえを一人になんかしない。」
司はしばらくつくしの寝顔をみつめ、自分も眠りに付いた。

★★ 悲しい記憶 ★★

次に日の朝、つくしが目を覚ますと司の姿が無かった。
つくし「道明寺、どこ?どこなの?」
虹「つくし、おはよう。」
つくし「おばあちゃん、あいつがいない。どうしよう・・・」
虹の声が聞こえなかったかのようにつくしが言った。つくしはパニックをおこしていた。
高「どうしたんだ、つくし。司くんなら、朝早く出かけたよ。」
つくし「どうしよう、おばあちゃん。道明寺がいなくなる・・・」
虹「つくし、落ち着くんだよ。」
つくし「あの日と同じ、朝、目がさめたらあいつがいなくて、帰ってこなくて、私、一人ぼっちになってしまう・・・」
虹「大丈夫、すぐに帰ってくるから。」そう言って虹は泣きじゃくるつくしを力いっぱい抱きしめた。
つくし「あいつがいなくなった時、まるで暗闇の中に放り出されたような気がした。何の音も聞こえなくて、怖くてたまらなかった、あんな思いをするのはもういや!!」
虹「大丈夫だよ、心配要らない、誰もあんたを一人ぼっちになんかしないから。」
しばらくたって、つくしはようやく落ち着きを取り戻した
つくし「ごめんなさい。寝ぼけてたのかな?」そう言って笑ってみせた。
虹「いいんだよ、無理しなくて。もう大丈夫かい?」
つくし「はい。ありがとうございました
ゆきっち 2006/01/25 10:21:25
つくし「はい。ありがとうございました。」
虹「よかったよ。一時はどうなるかと思ったよ。」
つくし「すいません・・・このことはあいつには言わないでください。心配するといけないから。」
虹「分かったよ・・・」

それから二時間後、司が帰ってきた
司「牧野!牧野!」
つくし「そんな大声出さなくても聞こえてるわよ。」いつものつくしに戻っていた。
司「牧野、おまえにプレゼントがあるから、俺がいいって言うまで目、閉じてろ、いいな?」
つくし「何よ、突然。」
司「いいから、はやく閉じろ。」
つくしは司の言うとおり、目を閉じた。
つくし「道明寺、まだ?」
司「いいぞ、目、開けろ。」
つくし「なによ、いったい・・・ ゆうき!」
目の前にカナダに移住した親友のゆうきが立っていた。
ゆうき「つくし!」
司「どうだ!おどろいたか?」
つくしはうれしさのあまり、司に抱きついた。
つくし「ありがとう!!道明寺。あんた、天才、かっこいい!」
司「や・やっと俺さまのよさにき・気が付いたか・・・」
急に抱きつかれてどぎまぎしながら、司は言った。
虹「さあ、積もる話もあるだろうから、星、二人きりにしてあげなさい。あんたは邪魔だよ。」
司「ばーちゃん、なんだよ邪魔って・・・」むくれる司。
つくし「ゆうき、元気だった?」司のことを無視して、つくしとゆうきは部屋に入っていった。
虹「星、話があるから、ちょっとテラスに出ないかい?」
ドアが閉まるのを確かめてから、虹が司に言った。

そのころ、つくしの部屋ではつくしとゆうきがしばらくぶりの再会の喜びをかみしめていた。
つくし「ゆうき、元気だった?」
ゆうき「つくしこそ、元気だった?少し痩せたみたい・・・」
つくし「そう、きれいになった?」
ゆうき「つくしったら(笑)いろいろ大変だったんでしょ。和也くんから手紙もらったよ。」
つくし「そう・・・いろいろ忙しくて、手紙もかけなくてごめんね。」
ゆうき「ううん。私こそ、何もしてあげられなくて、ごめんね。せめてそばにいてあげられたらよかったのに・・・」
そう言ってゆうきは涙ぐんだ。
つくし
ゆきっち 2006/01/25 10:22:06
つくし「ゆうき!あんたが泣くこと無いでしょ。それに終わったことだから、もう忘れちゃった。雑草つくしだもん。」
そう言ってつくしは胸をぽんとたたいた。
ゆうき「私の前で、無理しなくてもいいよ。つくし。あんたが無理してるのわかるよ。」
つくし「ゆうきにはかなわないな。まだね不安になるときがあるんだ。」
ゆうき「不安?」
つくし「うん。あいつがまたいなくなるんじゃないかって・・・」
ゆうき「道明寺さん?」
つくし「うん。あいつがいなくなって、こんなにあいつのことを愛してる自分にびっくりした。だから、あいつがいなくなると思うと不安でたまらない・・・ おかしいでしょ、私がこんなこと言うの。だんだん自分が弱い人間になってくみたいでいやなんだ。」
ゆうき「つくしも女の子だったんだ。」
つくし「ゆうき~!!それにあのときのこと、道明寺に話せないんだ。あのときのこと考えると涙が出てくるの。それを見たらあいつが悲しむでしょ。一番つらかったのはあいつだから・・・」
ゆうき「ほんとに道明寺さんのことすきなんだね~。あのつくしがね~」
つくし「ゆうき~!」
ゆうき「ごめんごめん。人を愛したら、みんなそんな風になるんじゃないのかなあ。」
つくし「そうかなあ。うん、ゆうきに話したら、なんだかそんな気がしてきた。そっか、私だけじゃないんだ、そっかそっか。」
最後のほうはもはや独り言だった。
ゆうき「でも、つくしはいいよね~ 道明寺さんにあんなに愛されて。」
つくし「ゆうき・・・あんたまだ西門のことを・・・」
ゆうき「まさか、もう吹っ切れたよ、でも新しい恋はしてない。」
つくし「そっか。いい人みつかるといいね。」
ゆうき「人のことだと思って!」
つくし「そうそう、和也くんにかわいいガールフレンドができたんだよ。」
ゆうき「えー、あの和也くんに、それでそれで・・・」
女二人、話はつきないようです。

そのころ、司と虹はテラスに出ていた。そこには、高もいて、三人はベンチに座り、話し始めた。
司「話ってなんだよ、ばーちゃん。」
虹「つくしのことなんだけど・・・」
司「牧野のこと?」
虹は今朝の出来事を話し始めた。
虹「つくしには
ゆきっち 2006/01/25 10:23:11
虹「つくしにはだまってるように言われけど、あんたには言っといたほうが良いと思って。」
司「話してくれてありがとう、ばーちゃん。あいつ、俺にはあのときのこと、何にも話さないんだ。いやみのひとつでも言ってくれたらいいんだけど、ほんと何にも。」司は遠くを見ながら言った。
司「おれ、どうしてやったら・・・」
高「何も言わなくていいんじゃないかな。つくしが話したくなるのを待ってれば、時間が解決してくれるよ。」
虹「ただ、つくしも弱いところがあるってこと忘れないでおくれ。あんたが守ってやらなきゃ。」
司「二度とあいつを悲しませたりしない。」

ゆうきも交え、今日も楽しい宴が行われた。
そして次の日、ゆうきも伴って、司とつくしは高と虹の家をあとにすることになった。
出発の朝、高はつくしを呼んでこう言った。
高「あの道明寺婦人がこのまま黙ってるとは思えない。いくら引退したとはいえ、多少は力になれることがあると思うよ。困ったことがあったらいつでも連絡しなさい。」そう言って電話番号の書いてあるメモを渡した。
つくし「おじいちゃん、ありがとう。」つくしには高の心遣いがうれしかった。
高「お礼なんて良いよ。つくしには言葉じゃいえないくらい、世話になったからな。虹とこうしていられるのもつくしのおかげだ、ありがとう。」
つくし「おじいちゃん・・・」
司「牧野、どこにいるんだ、そろそろ出発するぞー」

高「このまま台北へ?」
司「ゆうきちゃんを送ったら、もう少しカナダを見て回ります。」
虹「気をつけるんだよ。」
つくし「はい。いろいろありがとうございました。おじいちゃんもおばあちゃんも体に気をつけて。」
高「司君、こんなにいい子をほっといたらいけないよ。早く結婚しなさい。」
司「俺もそう言ってるんだけど、いつもはぐらかされるんです。なあ、牧野。」つくしは聞こえない振りをした。
虹「あんまり意地を張ってると私たちみたいになるよ。」
高「そうそう、三十年もかかってしまった。」
つくし「でも、とってもお幸せそうですよ。」
虹「遠回りはしたけど幸せだよ。」
高「虹・・・」
虹「でもすぐにおばーちゃんだよ、結婚は若い
ゆきっち 2006/01/25 10:24:01
虹「でもすぐにおばーちゃんだよ、結婚は若いうちにしとくもんだよ。」
つくしは虹に駆け寄り、耳打ちした。
司「なにこそこそ話してるんだ。」
つくし「ひみつ!」
司「こいつ!」司は軽くつくしの頭をたたいた。
つくし「痛!何するのよ。何でたたくのよ。」
ゆうき「もう二人ともケンカはやめてよ。」
最後はどうしてもこうなる二人であった。
司・つくし「元気で!また、連絡するよ。」
高・虹はいつまでも手を振り続けた。
三人が乗った車が見えなくなると、高が虹に聞いた。
高「つくしは何て?」
虹「結婚はエルサが元気になってからって・・・」
高「あの子はそういう子だ・・・」
虹「もう少し自分に対して欲張りになっても良いのにねえ。」
高「二人の幸せを願ってやろう。」
このあと、二人はカナダを満喫し、台北に戻った。

つづく
ゆきっち 2006/01/25 10:24:56
すいません。。。
ドドンと更新しすぎました。
明日からはもう少し少なめでいきますね。
ほんと、すいません。。。
ジョジョニ 2006/01/25 11:53:26
ゆきっちさん
私も、留守番組なのよ。(笑)
登場人物が増えて、話が広がってくるねーさすがだわ~。これからが、楽しみーーー!
お姉ちゃんは、あの女性ではなかったのね?いつ、登場するのかドキドキ…☆
のりこ 2006/01/25 16:55:47
ゆきっちさん
流星Ⅲ読んでないから更新うれしいです§^。^§
もう、最初っから涙止まんないし頭の中に映像があふれ出てきてまるでドラマ見てるみたいです。
2本同時に楽しめるなんて幸せです。
Rabbit 2006/01/25 23:14:51
ゆきっち~~~~!!!
きゃ~~~!!いっぱい書いてあったから、
びっくりだよ(@@)!!!!

旗振り組みの怒りかと・・・・・????

でも流星Ⅲを見ながらの、両方で、楽しいわ!!
これからも期待!!!
Rabbit 2006/01/25 23:15:06
(メッセージは削除されました)
よっしー  2006/01/25 23:56:00
わ~い、同時更新だ~~☆
ゆきっちも、負担にならんように頑張ってね~~~ん♪
(といいつつ、次が早く読みたい我であった・・・。)
あんみつ 2006/01/26 00:17:40
ゆきっちさんすご~いv
流星Ⅲも初めっから読めちゃうし。。。
同時更新~!

熱あってフラフラしてるけど、これだけは見逃せないです。。。
ゆきっちさんも風邪には気をつけてくださいね(@_@。
ビビアン 2006/01/26 00:36:48
***ゆきっちさん***
きゃーーびっくり!!いつの間にここまで進んでんの・・・
戻って戻って読みました。。。ハァハァ・・・
もーーー動画より面白いよ・・・
類っていいよね。。。

頑張っておくれーーー孤独な少女(イタ#)・・のためら・・・(笑)
teramama 2006/01/26 05:58:36
ゆきっちさん、パソがスト起こしてたので久しぶりに覗いてびっくり!
でも、これだけたっぷりあると満足じゃ~

不覚にも、つくしがパニくる場面で涙出そうでした。
うっ、思い出したくないⅡは。
Ⅱは1回見てから、あとは最初と最後だけ何回も見ました。
途中は早送りです。
つらすぎて見れない。

今日はお腹いっぱいです。
ごちそうさまでした。
ゆきっち 2006/01/26 09:53:18
このスレが1ページ目にあってびっくりしてしまった。
ラビさん、お仕事ありがとうございます。

『流星3』喜んでいただけて、何よりです。
『流星雨』の方は考えながらやってるので、なかなか話がすすまないと思いますが、ぼちぼち読んでやってくださいね。

それでは、本日も妄想の世界へ ようこそ。。。。。
ゆきっち 2006/01/26 10:04:42
本日も妄想劇場の時間がやってまいりました。

それでは早速

勝手に妄想小説 『 流星雨 花沢類篇 』No.6

★ 姉と弟

屋上仲間の三人はその後もいろいろな話をした。
年齢はそれぞれ違うが妙に気が合った。
テツは嘘かほんとか分からない話をしては、類と慎吾を笑わせた。
慎吾は年齢は十歳だが、年の割には大人びていて、ときどき類とテツを驚かせた。
類はそんな二人の話をじっと聞いていた。
テツ「慎吾、今日、姉ちゃんは?」
慎吾「知らない・・・」
テツ「こいつには美人の姉ちゃんがいるんだ。毎日、かわいい弟のためにせっせと病院までやってくるんだ。」
慎吾「テツ、姉ちゃんの話しはするな。」
テツ「照れるな。いい姉ちゃんじゃないか。」
そのとき、屋上のドアが開いた。
-「慎吾、またここにいたのね。いつもすいま・・・」テツの横にいる類に気付いて慎吾の姉は黙ってしまった。
慎吾「姉ちゃん、何ぼーっとしてんの。このお兄さんがかっこいいから?」
-「何言ってんの、慎吾!すいません。変なこと言って。」
類「イイエ。」
-「慎吾の姉の宮沢泰子と言います。慎吾がお世話になって。」
類「コチラコソ。ボクトトモダチニナッテクレテカンシャシテイマス。」
類がそう言うと、泰子は少し顔を赤らめ微笑んだ。
慎吾「姉ちゃん、顔が赤いぞ。」
泰子「慎吾!検査の時間よ。さあ行きましょ。それじゃ、失礼します。」
泰子は顔を赤らめたまま、二人に礼をすると病室へと帰っていった。
慎吾と泰子の姿が見えなくなると、テツはゆっくり話し始めた。
テツ「慎吾の姉ちゃん、大学生って言ってたかな。毎日ああやって慎吾の面倒を見に来るんだ。いろいろ遊びたい盛りだろうに。」
類「シンゴハドコガワルイ?」
テツ「心臓がかなり悪いらしい。ずいぶん前から入院してるみたいだ。若いのにな。かわいそうに・・・ こんな老いぼれが永らえてるのに・・・」
類「・・・」類は寂しそうなテツの顔を見て、何も言えなかった。
テツ「兄ちゃんの怪我は?」
類「アト、サンシュウカン。」
テツ「そうか、わしと同じくらいだな・・・」テツの顔に暗い影が落ちた
ゆきっち 2006/01/26 10:07:25
テツ「わしもそろそろ病室に戻るかな・・・」テツは始めてあったときの表情とはうって変わって、暗い表情で病室に帰っていった。
一人残された類はしばらくその場を動けなかった。

つづく

本日はちょっと短くてすいません。。。
明日から頑張りマッスル!
ゆきっち 2006/01/26 10:11:06
本日の流星3、更新いたしま~す。

それでは早速、勝手に妄想『流星花園3』はじまりはじまり~

★★ 新しい生活 ★★

台北についた二人は、次の日から仕事探しを始めた。
つくし「さすがに一ヶ月も休んだら、旅行会社首になっちゃった、またケーキ屋でバイト頼んでみようかな。」
司「おまえはいいよな、俺なんか道明寺って名前出すとみんなびびって話も聞いてもらえね。」
つくし「今更だけど、あんたんちってやっぱりすごいんだね。」
司「牧野、まじめにいってるんだぞ。」司はつくしを冷たい目で睨んだ。
つくし「ごめんごめん。そんなに睨まないでよ。今日はなんだか疲れたから帰るね。また、連絡する。」
司は以前サクが住んでいた家に今は住んでいた。

つくしが家につくとパパとママが荷造りをしていた。この光景は以前どこかで見たような・・・
つくし「パパ、ママ、何してるの?」
パパ「ごめん、つくし・・・」
つくし「ごめんって、まさか・・・」
ママ「パパ、また首になっちゃたの。」
つくし「また・・・」少々呆れ気味でつくしが言った。
パパ「で・でも心配するな、次の仕事はちゃんとみつかったから。」
つくし「仕事って?なんで荷造りなんか?また漁師にでもなるの?」
ママ「つくし、おしい。近からず遠からずってとこね。」
つくし「もうママ!冗談言ってる場合じゃないでしょ!」
ママ「ごめん・・・」
つくし「で、何の仕事なの?パパ!」
パパ「ママから言ってくれよ。」
ママ「パパから言いなさいよ。」
つくし「パパ!ママ!」仁王立ちのつくしが言った。
ママ「言うわよ。そんなに怒らなくたって・・・明日のお昼に出航する豪華客船に乗るの。」
つくし「豪華客船?」
ママ「そう、そこでパパは船員に、ママは清掃の仕事をするの。」
つくし「ママも行くの!」
ママ「そうママも働くの!道明寺さまが家を出た以上、あんたの玉の輿計画もダメになりそうだから。でも、道明寺様さまがおうちに戻るってことになったらすぐ帰ってくるわ。」
つくし「ママ!怒るわよ!」
ママ「だから、働くって言ってるじゃない。世界一周だから、
ゆきっち 2006/01/26 10:11:53
ママ「だから、働くって言ってるじゃない。世界一周だから、当分は帰れないからね。」
つくし「また一人になっちゃうの・・・」
パパ「道明寺さまがいるじゃないか。」
つくし「パパ・・・」
ママ「つくし、船が出たらすぐには帰れないけど頑張るのよ。体に気をつけるのよ、道明寺さまと仲良くするのよ。」くしゃくしゃの顔をしてパパとママが泣き始めた。
つくし「パパ、ママ。」三人はしばらくの間、抱き合ったまま泣いた。

司「ほんと、おまえの両親には驚かされてばっかりだ。」
つくし「子供の私もびっくりだもの。」
つくしのパパとママを見送った帰り道である。
司「おまえ、さびしいだろ、今日、泊まってやろうか?なんならいっしょに住んでやろうか?」
つくし「そうだね。いっしょに住むのも悪くないかも。」
司「!今、なんて言った?牧野、なんて言ったんだ!」
つくし「誤解しないで。うちだったら部屋があるし、かぎつければ・・・家賃も二人で払えば楽だし。」
司「牧野~。おまえなあ~。素直にさびしいって言えばいいじゃないか。」
つくし「だ・だれがさびしいなんて・・・」
司「まあ、なんでもいいや。おまえのそばにいられるんなら。」
つくし「バカ・・・」
そうこうしているうちにつくしの家に着いた。
つくし「お茶でも飲んでく?あれ、おばあちゃんから手紙がきてる。」つくしは郵便受から取り出した手紙の中に虹からの手紙を見つけた。
司「ばーちゃんから?」

手紙にはこう書かれてあった。
『つくし、元気ですか?
この手紙を読んでるってことは台湾に戻たんだね
カナダ旅行は楽しかったかい?またいつでも遊びにおいで。待ってるよ。
ところで、手紙を書いたのはつくしに頼みがあるんだ。
台北で私の友達が弁当屋をしてるんだけど、年をとってやめることになったんだ。あとを継ぐものもい                     ない。
その店をやってみる気はないかい?
つくしの料理の腕前なら立派にやっていっけると思うよ。
最初は、家賃と売上の一部を払わなくちゃいけないけど、いずれはゆずってもいいっていうことです。悪い話じゃないだろ?
よく
ゆきっち 2006/01/26 10:12:31
よく考えてみておくれ。いい返事を待ってるよ。
星にもよろしく。』
こうして二人はお弁当屋を始めることになった。
ついでに同居も。でも、部屋は別々、つくしの部屋にはかぎが・・・
まだまだロマンチックな二人にはなれないようです。

★★ 幸せな日々 ★★

司とつくしがお弁当屋さんを開いてから、二週間がたった。
つくしの心の声『絶対、おかしい。平和すぎる。あの道明寺楓が何もしてこないなんて、どう考えてもおかしすぎる。もうあきらめたのかな。』
あっちに行ったり、こっちに行ったり、上を向いたり、下を向いたり。
そんなつくしを見て司が
司「牧野、さっきから、共同不審だぞ。」
牧野「共同不審?それを言うなら挙動不審でしょ。」
司「ど・どっちでもいいだろ。俺、配達に行ってくるから・・・」
司はばつが悪いのか足早に出て行った。
つくし「あ~、あんなんでこの先、大丈夫かな・・・もし、道明寺楓が何かしてきたら、どうしよう。道明寺はあんなだし、私が頑張るしかないよね。うん。そうだ、そうよね。」
お客「あいかわらず、独り言が多いね。」
つくし「失礼ね、花沢類・・・」
類「牧野、元気?」
つくし「花沢類!!ほんとうに花沢類なの!!」
類「何度も名前を連呼するなよ。」
つくし「いつこっちに?」
類「昨日。」
つくし「どうして連絡くれなかったの?」
類「眠くって・・・」そう言って、大きなあくびをした。
つくし「花沢類も、あいかわらずだね・・・」
類「小さくて、かわいい店だね。」
つくし「小さくては、余計だけど・・・」笑顔が引きつるつくし。
類「司は?」
つくし「今、配達に行ってる。」
類「司、まじめに働いてるんだぁ・・・そういえば、さっきは何ぶつぶつ言ってたの?」
つくし「道明寺には言えないけど、道明寺楓が何もしかけてこないから、気になって・・・」
類「確かにそれは変だ・・・」考え込む類。
つくしの心の声『あ~花沢類のこの考え込む顔、雰囲気、やっぱり好きだな~。なんだかほっとする。この人に何度、救われたことか。』
思わず、つくしは類に見とれてしまった。
類「ん
あい 2006/01/26 10:13:01
ゆきっちさん
同時更新ありがとう~!いっぱいで、びっくりしたよ!
ロムしてるあいだに本日文が更新されとる!
また妄想にひたりに・・ではでは
ゆきっち 2006/01/26 10:13:26
思わず、つくしは類に見とれてしまった。
類「ん、僕の顔に何かついてる?」
つくし「ううん。」この綺麗な瞳で何もかも見透かされそうでつくしは動揺してしまった。
司「何、二人で見つめあってんだ!!」
類「司、元気だったか?」
司「類、おまえのほうこそ元気だったか?電話一本もよこさないで。」
類「忙しくって。改めて、開店おめでとう。オープンの時にこれなくてごめん。」
司「もういいよ。今度はゆっくりしていけるのか?」
類「明後日にはまた日本にもどるよ。」
司「そうか、おまえも大変だな。」
あきら「弁当屋のあるじ主人よりは楽かもな。」
司「あきら!!なんだよそれは。」
あきら「天下の道明寺司が、今じゃ弁当屋の主人だもんな。」
つくし「主人じゃないよ、道明寺は従業員、私が主人。」
司「牧野~!!おまえまでおれをばかにするのか?」
美作「ごめんごめん。」
司「ごめんですんだらケーサツはいらねえ!」
美作「そう怒るなよ、今から類とそうじろうと飲みにいくんだけどおまえもどうだ?」
つくし「行っといでよ。」
司「おまえ、一人で大丈夫か?」
つくし「うん、平気。」そこに西門がやってきた。
西門「勤労処女、儲かってるか?」
つくし「その呼び方、やめて!!男四人が店の前にいたら、売れるものも売れなくなっちゃう、さっさと飲みにいちゃって!!」
西門「おーこわ。」
美作「じゃ、お言葉に甘えて行きますか?」
司「行ってくる。」
つくし「いってらっしゃい。」
類「バイ。」
つくし「バイバイ。」

美作「司、おまえらまだ進展無いのか?」
司「進展?いっしょに住み始めたことか?」
西門「そうじゃなくて、牧野はまだ勤労処女のままかって。」
司「おまえら何言ってるんだ。」
類「司、顔赤いよ。」
西門「そのぶんじゃ、まだだな、情けないな~、一つ屋根の下にいっしょにいて、何もなしか。」
美作「あいかわらず、牧野はガードが固いか、司、おまえも苦労するな。」
司「おまえらなあ、怒るぞ!」
類「大切にしすぎるのもどうかな。」
司「類、おまえまで。」
西
ゆきっち 2006/01/26 10:14:26
西門「わかった、わかった、今日はおまえのつらい胸のうちを聞いてやる。」
美作「今日は飲み明かすぞ!」
四人は肩を組んで、夕闇へと消えていった。

つくし「なんだか眠そうだね、昨日、あんな遅くまで飲んでるから。」
司「あ~、眠い・・・」司は眠いのをこらえながらも店に出ていた。
類「おはよう。」
つくし「めずらし。どうしたのこんな朝早く?」
類「目が覚めたから。昨日、ちゃんと店見れなかったし。」
つくし「そうなんだ、ゆっくりしていってって言っても、私、まだ準備が残ってるから、従業員がお相手します。」
司「牧野!!」
つくし「じゃ、後はよろしく。」つくしは奥に入っていった。
類「司、楽しそうだね。」
司「働いてるあいつの顔見てたら、こっちまで楽しくなるよ。」
類「そうだね。牧野働いてるときが一番楽しそうだ。」
司「だから何としてもこの店、守らないと・・・」
類「おば様は何も?」
司「ああ。かえって不気味だよ。」
類「牧野も心配してる。」
司「・・・」
類「守るものが増えると、そのぶん、強くもなるけど、弱くもなる・・・」
司「分かってる・・・ 牧野にもこの店にも指一本触れさせねえ。」司は真剣な顔で言った。

つづく
ゆきっち 2006/01/26 10:16:25
~あいさん
ごめんね。更新中だったので、気付かなかった。
なんか間に挟んじゃってほんとごめんね。
ゆっくり浸っていってね~。
あい 2006/01/26 10:33:02
~ゆきっちさん
あいだにコメいれちゃって、みなさんすみませ~ん・・
司が弁当屋の従業員という現実味いっぱいの設定に
うれしく、にまにましちゃいました。う~ん楽しい!
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