メシ友か？敵か？
垂涎の美食と刑事サスペンスが融合した 新感覚エンタテイメントがここに！

食通の男が二人
素材本来の味を愛でる男 と 自分好みに味を変える食通

食へのアプローチは異なるが食で幸せになることを追い求める男たちは親友
それは、正しく垂涎のグルメバトル

しかし、宴の席を離れると刑事と殺し屋として相対することになろうとは…

あらすじ：　レストランで偶然相席となった朱坡(ジュー・ポー)と黎子東(リー・ズードン)は、お互い美食への考えを競い合う。そこへ新米刑事の呉薇(ウー・ウェイ)が加わり、2人の火花はより一層燃え上がる。しかし、いつしか競争心は友情へと変わり、皆で食事を楽しむ仲に。 だが、警察が追う事件の真相が明らかになるにつれ、運命の歯車が狂い、3人の関係にも変化が生まれていく…。

無鉄砲で衝動的な警察官 朱坡(ジュー・ポー)を演じるのは、「成化十四年～都に咲く秘密～ 」「最後の雨が降るとき」等で日本でもお馴染みのフー・モンボー(傅孟柏）。2017年にはドラマ「最後的詩句(原題)」で台湾版エミー賞こと金鐘奨（ゴールデン・ベル・アワード）最優秀主演男優賞、近年も2023年制作の映画『本日公休』で金馬獎（ゴールデン・ホース・アワード）最優秀助演男優賞を受賞している。演技に定評のあるフー・モンボーは、これまでの紳士的なイメージを脱ぎ捨ててほしいという監督の要望に応え、荒々しくクレイジーな役作りに徹したという。

孤独な殺し屋 黎子東(リー・ズードン)を演じるのは実力派俳優ワン・ポーチエ(王柏傑)。彼もまた、新人賞や主演男優賞の受賞歴があり、「いつでも君を待っている」「台北女子圖鑑」など多くの人気作に出演するトップ俳優だ。 「食卓では友、食後は敵」という刺激的な関係を演じたコンビ は、本作で親交を深め、今年の台北映画賞では共に受賞、さらに金馬賞にも同時にノミネートされており、抜群の相性を見せている。監督はまるでBLドラマを撮っているようだと彼らを絶賛した。

ヒロインの新米刑事 呉薇(ウー・ウェイ)を演じるのは、映画『ママは日本へ嫁に行っちゃダメと言うけれど』でヒロインを演じ、近年では「お仕事です！～The Arc of Life～」で金鐘奨の最優秀助演女優賞を受賞したジエン・マンシュー(簡嫚書)。役作りのために30cm以上髪を切り、アクション指導を受けた。朱坡・黎子東と美食の世界を共にして、三角関係になるも、ある目的のため秘密裏の工作をおこなうミステリアスな役柄を演じる。

「美食無間」では、 2014年に日本でも公開された映画『祝宴!シェフ』のグルメ監修者シャオ・ウェイジョン(蕭維政）が招聘された。劇中に登場する全ての食事がストーリーとマッチするよう演出すると同時に、数々の“通”な食べ方も紹介している。 例えば、エノキ茸を沸騰したお湯に8秒間くぐらせる という特別な食べ方を伝授された主演のフー・モンボーとワン・ポーチエは、 シャキシャキとした歯ごたえと甘みに感銘したという。

監督のレスター・シーは「台湾には屋台や食堂の軽食料理だけでなく、各国の料理を融合した美食の数々がある。国内外の視聴者がこのドラマを見た後に台湾を訪れ、グルメを堪能し、旅を楽しんでほしい。」という思いから、台湾に実在する店舗での撮影にこだわった。劇中には、実在する21の有名レストランや食堂で実際に提供している35種類以上の料理が登場。小籠湯包や火鍋といった台湾中華料理はもちろん、韓国風焼肉、タラバガニ、ステーキなど、ジャンルを問わず登場する数々の料理に食欲をそそられること間違いなしだ。
また監督は、キャストを選ぶ際に「食べ物を美味しそうに見せる口元」で選んだと明かす。メインキャストであるフー・モンボー、ワン・ポーチエ、ジエン・マンシューは、3人とも食べ物を美味しそうに見せる魅力的な口元だと語る。

撮影裏話：撮影中に食べる料理はどれも美味しいものの、長時間の「食べるシーン」の撮影はきついものだった。ワン・ポーチエは、ジエン・マンシューと一緒に小籠包を食べるシーンを撮影した際、撮影が長引いて嫌気がさした。「最初は小籠包を夕食兼夜食にしようと約束していたが、撮影が朝まで続き、しまいには小籠包を見るのも嫌になったよ」と話す。撮影がコロナ禍で3ヶ月間中断された際、ワン・ポーチエは最初は自宅で運動していたが、次第に怠けて5キロも太った。そのため、劇中で急に増えたり減ったり「少し不自然な感じになっているかもしれない」と語った。

食欲をそそる美食シーンに加え、スリリングなアクションも「美食無間」の見どころの１つだ。アクション監督に起用されたのは 香港のアクションスター ハンサモ・ハン・キンポー(洪金寶)を父に持ち、俳優としても活躍するジミー・ハン(洪天祥)。映画『返校』でアクション監督として金馬獎にノミネートされた経歴を持つ。

それぞれの登場人物の特性にあわせ作りこまれたアクションは迫力満点で、ワン・ポーチエが演じる殺し屋 黎子東は特に多くのアクションシーンがあり、素早く正確に敵を倒す役柄のため、両手でナイフを持ち戦う二刀流のアクションは多くの時間を費やした。
フー・モンボー演じる 無鉄砲で破壊力のある警察官 朱坡は、主に格闘技と柔道を専門とし、犯人を制圧するための得意技「飛び蹴り」が見せ所。
ジエン・マンシュー演じる新米刑事 呉薇は、護身術を身につけており「背負い投げ」が得意技。学生時代は陸上部に所属していたというジエン・マンシューは、劇中でも驚異的な走力を見せている。

主役3人の他にも、実力派の硬派な俳優が脇を固めている。“イケおじ”として知られるクー・シューユエン(柯叔元)は、食通の黒社会のボスを演じている。食を通しての朱坡、呉薇 との関係性にも注目だ。
2021年の台北映画祭で主演女優賞を受賞したヤン・ジン(陽靚）は、ヤクザのボスの側近で、セクシーで華麗な、火鍋店の女主人を演じている。
ドラマ「角頭」シリーズのホァン・シャンホー(黃尚禾) は、「金が全て、高級食材こそが上流の証」という考えをもち黒社会で昇進を狙うヤクザのハン・ダン(韓丹)を演じる。
その他にも、「暴走外科医がやってきた」「R.I.P. 霊異街11号」などでの演技が印象的なジャン・ザイシン(張再興)、「おんなの幸せマニュアル 俗女養成記」などに出演するベテラン俳優シア・ジンティン(夏靖庭)など、個性的で実力派の俳優陣が出演！

台湾を代表する実力派俳優３人とベテラン俳優陣が紡ぎ出す、美食あり、サスペンスあり、ロマンスありの新感覚エンターテインメント。そのすべてを味わってほしい。