俊龍(ジュンロン)は才能に溢れ、30歳の若さで最年少の建設会社 部長に昇進する予定だった。しかし、上司たちが家族や愛する人や友人と過ごす時間を犠牲にし、仕事に全てを費やしている姿を目の当りにし、自分の将来を見ているように感じてしまう。今の俊龍は、出世街道に乗っているエリートだが、出世しなくても負け犬になるとは限らない、俊龍の人生には他の選択肢はないのか?

都会のコンビニのように24時間開いてる利便性はないが、人の温かさが溢れる場所だ。手持ちがない人はツケで買い物することができ、一人で寂しい人はここに来れば誰かとおしゃべりできる。
放課後の子どもたちは安心してここで親の迎えを待っていた。夜は、仕事で遅く帰ってきた人々の夜道を照らす。近所に大型商業施設が建つ予定の中、俊龍はよろず屋を他と違う個性のあるお店にする決意をする。