夫のため、家族のために尽くすことが何よりもの幸せと信じて止まない専業主婦アンジェン。
ある夜、接待中の夫を迎えに行き、思わず自分の信条を吐露するシーンでの一言。
といっても、本当に口に出したわけではなく、全てアンジェンの妄想の中。
しかし、この言葉はアンジェンの“妻としての美学”を表した、とても重要な意味を持つセリフ！
良妻賢母なアンジェンの固い信念は、突き通すことができる！？

アンジェンの親友であり、義理の妹のルイシュエン。
浮気を疑うルイシュエンに対し、アンジェンは“経験”から得たという “結婚の秘訣”を伝授。
アンジェンが指す“包容力”とは、ただひたすら信じ許すこと？
それとも見て見ぬフリをしてやり過ごすこと？

“良妻になること”よりも“浮気の見破り方”に夢中なルイシュエン。
夫の昇進を支えようと必死なアンジェンに、忠告にも似た厳しい一言を浴びせる。
しかし当のアンジェンはその言葉を一蹴し、祝賀会の準備で頭はいっぱい。
ルイシュエンが語る“3大恐怖”。　危機を感じてない人にこそ訪れてしまうのかも･･･。

浮気の興奮はずっと続かないもの、だからこそその一瞬を楽しむべき。と自論を語るカンダー。
「そんな振る舞いが出来るのは俺くらい」と冗談も飛ばしつつも、真面目なルイファンが“恋”に興味を持っていることに疑念を隠せない。
夫婦間のわずかなズレを誰よりも早く感じ始めたカンダーは、ルイファンとアンジェンの心を繋ぎとめようと、事あるごとにルイファンを叱咤するように。

今まで浮気を繰り返してきたカンダー。それでもルイシュエンとの固い絆が壊れないのは、お互いを理解しているからこそ。
しかしコレまでの人生、周囲から期待されたとおり実直に生きてきたルイファンが一歩踏み外してしまったら、“火遊び”でおわるわけがなく、“大火事”になりかねないと確信。
厳しく忠告するも、反対されればされるほど燃え上がり、突き進んでいく･･･。

ルイシュエンが指摘する“浮気のサイン”が頭から離れないアンジェン。
ルイファンのことは信じているけれど、もしかしたら･･･と疑念が拭えない日々。
今まで大切にしてきたものがあるので、これからも信じて守らなくてはいけない、と思う優等生な考え方に縛られ、一歩踏み出すことにためらいも･･･。
女性として、パートナーの浮気に気付き始めたら、あなたならどうしますか？？

ルイファンに対するウェイエンの気持ちをどうにか諦めさせたいカンダー。
尊敬する義理兄夫婦を守りたい一心で、不倫の不徳について熱弁を振るう。
愛情は刺激を与えるものではなく、形を変え熟成していくものだ、と語り家族の和を保とうと奔走。
カンダーの言葉一つひとつに追い詰められるウェイエンの心が向かっていく先は･･･。

不遇な結婚生活を送った母親を持つティエンウェイ。
目の前の不確かな情報に右往左往するアンジェンに対し、冷静な態度で進むべき道をアドバイス。
分からない状況におびえるのではなく、“勇敢に立ち向かう”事こそ、必要なことと説く。
“恐れるな”　この言葉こそが、アンジェンを奮い立たせ自立を促すきっかけとなる。