【第1話 靴のないシンデレラ】



 幼くして両親を亡くした枕野ゆり(エラ・チェン)。容姿が原因で恋人に振られ、家に戻ると唯一の家族だった祖母が急死。 おまけに住んでいた家も追い出された薄幸のゆりは、祖母が残した手紙を見つける。そこにはゆりの本当の母親は大女優花井しょう子だと記されていた。

 家族がいることを知り喜ぶゆりは、すぐに母親の元を訪ねるが、ゆりを待っていたのは、長男のスミレ(ジェリー・ホァン)、長女の芙蓉(ルー・ミンジュン)、次男の葵(ジョセフ・チェン)らの冷たいもてなしだった。母親(セシリア・イップ)から家政婦として花屋敷家に住むことが許されたゆりだが、本当にこの家の子なのか疑問を抱いてしまう。