第20話「悪魔の旅立ち」
  猛が母親と一緒にイタリアに行くという。だが猛は「待っていてくれとは言わない」と告げる。茅乃はどうしていけばよいのか分からなくなった。どんな困難も乗り越えてきた二人の愛は、ここで終止符を打ってしまうのだろうか?
 恭子と大げんかをした茅乃が失踪してしまう。知らせを聞いた猛は彼女を探し出し、茅乃に向かって言う――「おまえの心が変わっても構わない。それでも俺は一生愛しているから」。猛の言葉を聞いて、不安が消えていくのを茅乃は感じていた。猛がイタリアから帰ってくる日を待てばいいのだ。そうすればまた幸せは続いていく……。
 猛を見送る日茅乃は泣かなかった。それは猛を信じているから……。